日本で限定解禁された「ジャージー・ボーイズ」エンドロール映像の一コマ(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

【写真】<ジャージー・ボーイズ>エンドロール映像日本特別解禁(2014年10月6日)

日本で限定解禁された「ジャージー・ボーイズ」エンドロール映像の一コマ(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

 佐野元春(58)など国内のミュージシャンが絶賛の声を送る、クリント・イーストウッド監督の映画『ジャージー・ボーイズ』。音楽界に多大なる影響を与えた米国4人組バンドのザ・フォー・シーズンズの真実の物語を描いた内容で、先月27日に日本で公開された。これに伴い、本編のフィナーレを飾るエンドロール映像が、日本限定で特別解禁となった。ミュージカル等で見られるカーテンコールの演出に加え、名優のクリストファー・ウォーケンの軽快ステップも披露しているなど反響の大きさから今回の解禁となった。

▽関連動画=そのエンドロール映像

 試写会を鑑賞した音楽関係者を始めとする著名人やマスコミ関係者からの評価が高く、一般の鑑賞者からも「自分の人生ベスト5に入る作品」「予想を上回る素晴らしい映画、ラスト20分は鳥肌モノ」「最高の映画。音楽に包まれる幸福感でいっぱいになる」など、ツイッターやフェイスブック等を通じて書き込みが寄せられている。

 特に、本編フィナーレを飾るカーテンコールのような演出は、イーストウッドの粋過ぎる計らいに多くの人が賞賛。その反響の多さから、エンドロール映像が世界で唯一日本だけ特別に解禁となった。

 エンドロールの演出関してイーストウッド監督は「ミュージカルなら、カーテンコールで全員が出てきて拍手に応えるが、映画では普通しない。そこで俳優たちが、ザ・フォー・シーズンズの大ヒット曲に合わせて歌い踊るという、華やかに終わらせるシーンを思いついたんだ。みんな、大いに楽しんでくれたよ。クリストファー・ウォーケンまで、タップを踏んでるんだ(笑)」と楽しそうにコメント。

 華やかな大団円で魅せ、最後まで観客を楽しませてくれるのはイーストウッドの経験と手腕があってこそ。劇場を出る頃は、思わず彼らの歌を口ずさみ、晴れやかな気持ちにしてくれそうな香りさ漂うようだ。

 ザ・ビートルズ以前に世界を席巻したザ・フォー・シーズンズは、代表曲「シェリー」の大ヒットを皮切りに3曲連続で「ビルボード」1位を独占し、現在までに全米チャートを賑わせた曲の数は71曲。これまでに売り上げたレコードの数は約1億7500万枚以上。1990年には「ロックの殿堂」入りという驚異的な記録を残す人気ポップグループだ。

 本作では、半世紀を経てなお世界中で愛され続ける彼らの名曲中の名曲と共に、彼らの友情と夢、栄光と挫折そして再生の人間ドラマを描き出す。数々の名作でずっしりと重い人生の手応えを描いてみせた老練の名匠イーストウッドが、果たして本作で描く人生は見どころの一つだ。いま明かされる、時代を超えた名曲の真実と、心に響く言葉は鑑賞者の心に響くであろう。

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【写真】<ジャージー・ボーイズ>エンドロール映像日本特別解禁(2014年10月6日)

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