HIKAKIN(C)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 HIKAKINが、8月13日公開の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に、妖怪役で出演することが分かった。

 1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代と共にスケールアップして、スクリーンに復活する。

 今回の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺ケイを演じる。監督は2005年版に引き続き、日本が誇る映画界の鬼才・三池崇史氏。脚本は『20世紀少年』シリーズ、『GANTZ』シリーズ、『ドラゴンボールZ 神と神』、『MONSTERZ モンスターズ』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の渡辺雄介氏。製作総指揮に角川歴彦氏と荒俣宏宇氏が名を連ねる。

 20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じる。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく。

 主人公のケイを演じる寺田を取り巻く妖怪役に、杉咲花、大沢たかお、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、SUMIREなど、超豪華キャストが集結していることでも話題の本作。

 この度新たな妖怪役として、人気YouTuberのHIKAKINの出演が決定した。錚々たる妖怪キャストたちとの共演シーン&撮り下ろしコメント動画が解禁となった。

 若い世代を中心に絶大な支持を集めるHIKAKINが演じるのは、その名も「ひかきん」。妖怪動画投稿サイト「妖Tube」で絶大な人気を誇る妖Tuberだ。妖怪の間ではかなり有名で妖怪の行く末を案じており、世界妖怪会議“ヤミット”にも出席している。

 特徴は、顔中に浮かび上がる黒い模様。トレードマークであるメガネはそのままに、HIKAKIN得意の変顔を“妖怪らしく”見せるため、二重あごが映えるように計算されたこだわりのメイクにも注目だ。

 そんな「ひかきん」は、劇中、日本の妖怪と世界中のモンスターが一堂に会する世界妖怪会議“ヤミット”のシーンに登場。ぬらりひょん役の大森南朋、姑獲鳥役の安藤サクラ、猩猩役の大倉孝二、天狗役の三浦貴大、雪女役の大島優子など、錚々たる俳優たちと共演を果たしている。

 この度解禁されたシーンは、突如現れた「妖怪獣」をめぐりヤミットで波乱が巻き起こる場面。

 海を目指し突き進む巨大な「妖怪獣」が、東京を通過しそうになっていることが発覚するが、実は東京には“あのお方”が封印された結界があり、このままでは絶体絶命のピンチに。すると突然小豆洗い(岡村隆史)がおもむろに小豆を洗い出し、思わず「ひかきん」が「ややこしいタイミングで小豆洗うな!」とツッコミを入れる…という、なんともシュールなシーンに仕上がっている。

 「人間っぽくならないように、かつ、自分の良いところを思い切り出すことに徹した」というHIKAKINの熱演により、超豪華妖怪陣の中でも思わず目を引くキャラクターに仕上がった。

 ほかにもこのシーンのHIKAKINは、両手を招き猫のようにした定番ポーズも披露。「映画館でも『あれ、HIKAKINじゃない?』と一発でわかっていただきたく、劇中でもやってしまいました」と語るも、YouTubeとは異なる映画の撮影現場に緊張感を感じながら、集中して演じ切ることができたという。

 メガホンを撮った三池監督も、「真摯に全力で演じてくれる紳士で優しい“妖怪”」とHIKAKINの演技を絶賛している。

HIKAKIN/妖怪ひかきん役:コメント

 今回の妖怪役では、人間っぽくならないように、かつ、自分の良いところをビビらず思い切り出すというところに徹しました。意識したのは、いかにいつもよりさらに良い変顔をするか。メイクも、変顔をした時の二重あごが映えるようにやってもらいました。

 三池監督は初めてお会いしましたが、すごく優しく柔らかく接してくださいました。素顔がHIKAKINだとわかるメイクなので、「人間っぽい動きをしないで」ということだけ言われましたね(笑)。思い切ってやったので、人間っぽくない仕上がりになったと思います。現場に入ったら、とんでもない豪華なセットと大勢の妖怪がいたので、テンションが上がっちゃいましたね!(招き猫のような定番のポーズは)映画館でも「あれ、HIKAKINじゃない?」と一発でわかっていただきたく、劇中でもやってしまいました。だけど、普段動画を撮っている時にはない空気や緊張感をしっかり感じながら、息を止めるぐらい集中して挑んだつもりです!

 最後に、自分をもし妖怪に例えるなら、「妖怪あごねずみ」ですかね(笑)。

三池崇史監督:コメント

 以前から、HIKAKINさんは実は妖怪ではないかと疑っていました。そうでなければ、「あれほど人の心をガッツリ掴んで楽しませることなんて出来ない」と思っていたのです。当たりでした。真摯に全力で演じてくれる紳士で優しい妖怪でした。映画界に来てくれてありがとう。

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