「ピッコマ」新CM

 有村架純、アイナ・ジ・エンド、仲野太賀が、カカオジャパンが運営する電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」の新CM「アメハナカラス」篇に出演する。CMソングを書き下ろしたのはアイナ・ジ・エンドだ。このほどその映像とメイキング、インタビュー動画が解禁となった。

 【写真・動画】インタビュー動画とメイキング

 今回の新CMは、有村架純が演じるマンガ原作担当「花」とアイナ・ジ・エンドが演じるマンガ作画担当「雨」、仲野太賀が演じるプロデューサー「カラス」の3人が、雨の中で運命的な出会いを果たす、物語の始まりを予感させるストーリーとなっている。それぞれのキャラクターをセリフなしの表情や動作で表現する3人の表現力は注目だ。

 CM内の楽曲は、“楽器を持たないパンクバンド”BiSHやソロ活動でも活躍するアイナ・ジ・エンド初となるCM用に書き下ろしたオリジナル楽曲。作詞・作曲・振付など多方面で活躍するアイナが「花」の心情に寄り添い、CMの世界観を表現した。今回の楽曲は4月30日にリリース予定だ。

 第1話は、有村演じるマンガ原作担当「花」とアイナ演じるマンガ作画担当「雨」の2人の出会いを描いたストーリー。

 「この世界は嘘だらけ。大きく息を吸い込むと、胸の中が嘘でいっぱいになる」「だから吐き出した私の息にも…ほら、嘘が混じっている」という花のモノローグからストーリーは始まる。

 嘘だらけの世界の中で生きるうち、自分も嘘に染まりつつあることに悩む花。着ぐるみのアルバイト中、「ワタシハ…ココニ…イマス」というメッセージに掻き立てられ、雨が降りしきる中、花は全力で駆け出す。

 目の前に浮かび上がる矢印に導かれたどり着いた先で、高架下の壁に踊りながらペイントアートを描いている雨と運命的な出会いを果たす。

 ストーリーは「この子の名前は雨。彼女はもう一人の私...」「嘘だらけの世界だからこそ、わずかな真実は光り、浮かび上がる...まるでマンガみたいに」という花のモノローグで締めくくられ、もう一人の自分との運命的な出会いを果たした二人のこれからを予感させる。

 第2話は、有村演じる「花」は雨の中着ぐるみ姿で疾走する。「花」とアイナ演じる「雨」の運命的な出会いを目撃した、仲野演じるプロデューサー「カラス」と3人の今後を予感させるストーリーとなっている。

 第1話の撮影では、雨と寒さをものともせず、自身の演技にこだわりぬく有村架純の姿が印象的だ。

 全体を通して雨が降りしきる過酷なシーンが多く、夜が深まるにつれて肌寒さも強まる中での撮影。スマートフォンから流れるアイナの歌と表示されたメッセージに導かれ、雨の中全力疾走するシーンの撮影に臨んだ有村。雨に打たれながら何本も全力で走り続け、濡れた顔や髪を乾かすよりも先に、モニターで自分の演技を真剣に確認する姿からは、有村の表現者としての演技に対するこだわりが感じられた。

 また有村演じる「花」とアイナ演じる「雨」が運命的な出会いを果たすシーンでは、撮影の合間に有村から監督やカメラマンに声をかけ、演技や立ち位置について細かく何度も確認する姿も。自身の演技のクオリティにこだわり抜く、有村の役者としての姿勢が印象的な撮影となった。

 今回、CMのために自身初となるオリジナル楽曲を書き下ろし、歌唱しているアイナ・ジ・エンド。OKカットの自身の演技を確認し、撮影スタッフと「かっこいい」と満足げに笑う姿や、撮影用のクレーンを見て「すごい」とあどけなく見せる表情などアイナの無邪気さが撮影現場の随所に見られた。

 一方で、自身が書き下ろした楽曲に合わせて踊りながら「雨」のキャラクター性を表現するシーンではテストからキレのあるダンスを披露。撮影の合間も、本番直前まで踊り続けることで雨の演技の質を高めることにこだわり、本番では圧巻のダンスを披露。現場スタッフからはアイナ・ジ・エンドのプロフェッショナルとしての姿勢とクオリティの高いパフォーマンスに思わず拍手が起こった。

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