BUMP OF CHICKEN前代未聞、連載中の漫画にテーマ曲を書き下ろし
コラボすることが決まったBUMP OF CHICKEN(右)と人気マンガ「3月のライオン」(C)羽海野チカ/白泉社(ヤングアニマル)。互いの作品に新曲、スピンオフ作品を書き下ろした
全国20公演・25万人動員の全国ツアー『WILLPOLIS 2014』を終えたばかりのロックバンド・BUMP OF CHICKENが、連載中の人気マンガ『3月のライオン』とコラボレーションすることが26日、わかった。マンガの原作者である羽海野チカさんが熱烈なバンプ=BUMP OF CHICKEN=ファンだったこと、そしてバンプ自身も“羽海野作品”の愛読者だったことから今回手を取り合った。
はじまりは、羽海野チカがBUMP OF CHICKEN が好きであり、BUMP OF CHICKENのメンバーが「3月のライオン」が好きだということからだった―。
『3月のライオン』は、白泉社の青年コミック誌『ヤングアニマル』で連載中のマンガで、2014年には第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞している。前述の通り、この原作者である羽海野さんが熱烈なBUMP OF CHICKENのファンだったこと、そしてバンプのメンバーも『3月のライオン』を熟読する読者だったことからプロジェクトが立ち上がった。
プロジェクト名は「3月のライオン meets BUMP OF CHICKEN」。互いの作品へのリスペクトを余すことなく表現するために「連載中のマンガ作品にテーマソングを書き下ろす」という前代未聞の形で、それぞれが作り出せる最上級のクリエイティブを生み出すべく、羽海野さんとBUMP OF CHICKENは現在進行形で制作に取り組んでいる。
また、発売形態もこれまでにない形式を採用する。白泉社が刊行する『3月のライオン』10巻特装版に、BUMP OF CHICKENがこの企画のために書き下ろした新曲「ファイター」のCDが付属。
そして、トイズファクトリーが配信限定シングルとして発売するBUMP OF CHICKEN「ファイター」に、羽海野さんがこの企画のために描き下ろした『3月のライオン』スピンオフが電子書籍で読めるシリアルコードが付属させる。
果たしてどのようなストーリーが、楽曲が紡がれるのか。今回のコラボに際してそれぞれコメントが届いている。
■羽海野チカさん
まんが家は 物語を紙にのせて
音楽家は 物語を歌にのせる
遠い所で、同じように旅をしている人たちがいるのだと
BUMP さんの歌を聴くたびに感じていました
今回このような機会をいただけたこと
本当に光栄でとても幸せです
精一杯、物語を描かせていただきます。
■BUMP OF CHICKEN
3 月のライオンをメンバー一同いつも楽しく読ませて頂いています。
たくさんの魅力的なキャラクター達の生き様に、大きな感動をいっぱいもらっています。
今回このような話を頂きとても光栄に思います。
全力で取り組ませて頂きます。
一度でいいから川本家の食卓にお邪魔してみたいです。