加藤小夏、アパレルブランド『ForWe』プロデュース「大切な大きな一部分に」
「三方よし」の精神をブランドに
女優・加藤小夏がプロデュースする、アパレルブランド『ForWe』が5日午後6時に立ち上がった。流行りにとらわれない美しさと、環境に配慮するブランドを目指す。加藤は「可愛がってあげてくれたら嬉しいです」と語っている。
モノや情報が溢れているなかで、埋もれず、流されず、自分自身が良いと思うものを選び取ってきたい、そんな加藤の想いを制作に込めたアパレルブランドだ。
近江商人の経営学として伝わる「三方よし」を、「世の中」(社会)、「作り手」(加藤小夏・デザイナー・職人)、「使い手」(購入者)に当てはめ、それぞれ歓ぶ商品づくりを目指す。
商品制作では、工場で工程を学び、作り手の想い、そして使い手を想像し良いと考えたものを商品化する。
アイテムは、オーガニックコットンを使用したTシャツ、快適な肌触りと適度なストレッチを効かせたスカートとパンツ、すっきりとした上質な印象を与えるライトオーバーコートをラインアップする。
また、大きさの違う3つのバッグを自由に取り外して用途やシーン、気分に合わせて使い分ける3連バッグも展開。生地は倉敷帆布、ベルト部分には国産の牛革を使用。「無駄をつくらない」という観点から牛革の端材を使用して商品化する企画も考えている。
被災地支援も
東日本大震災発生10年となる3月11日には、コットンハンカチを販売開始する。震災で大きな影響を受けた福島県いわき市で栽培・生産されたコットン生地を使用し、宮城県南三陸町で縫製を行う商品。受注締め切り後に1枚1枚手作りする。
売上の一部は被災地復興支援の寄付にあてられる。
加藤は「皆さんにお伝えしたい事」として以下にコメントを寄せた。
加藤小夏:コメント「皆さんにお伝えしたい事」
記事を読んでくださりありがとうございます。
ForWeは流行にとらわれない美しさと、少しずつですが環境に配慮し数年先に繋がれるブランドを目指しています。私にとって、ファッションは毎日のモチベーションを変えてくれる大切な存在なことはもちろん、「あの時あの人あの服着ていたな」と記憶の中にも残る大きな存在です。そんな大切な大きな一部分にForWeを選んでいただけるよう、今後も考えて進んでまいります。堅苦しくなってしまいましたが、拘って作り上げましたので、ForWeを可愛がってあげてくれたら嬉しいです。(母親目線みたいになってしまいました…笑)