22/7(ナナニジ)が24日に、7thシングル「僕が持ってるものなら」をリリース。表題曲は、リズムゲームアプリ『22/7音楽の時間』で開催されたイベント『聖なる夜のトラベルギフト』テーマソング。カップリングには、バラエティ番組『22/7検算中』オープニングテーマ「タチツテトパワー」や、「紅白ナナオン歌合戦」での白組、紅組それぞれのテーマソングが収録されている。今回は、そのうちの白組(神木みかみ、滝川みう、戸田ジュン、柊つぼみ、丸山あかね)から海乃るり、西條和、白沢かなえ、涼花萌にインタビューを実施。前編は前作「風は吹いてるか?」(2020年9月30日発売)から本作までの活動を振り返ってもらい、後編では同シングルの表題曲と、白組が歌う「キウイの主張」を聞いた。【取材=木村武雄/撮影=村上順一】
――前作「風は吹いてるか?」からこの間、どう過ごしてきましたか?
海乃るり 自粛期間で何もできない日々が続いたのがすごくもどかしくて…。でもこうしてリリースに対しての対面取材が出来ることに改めてありがたいことなんだと実感しています。自粛期間やそれ以降も活動が制限されたり、仕事自体が減ってしまい、今後について考える時間がすごく増えました。でもそのおかげで自分の目標を改めて考えられましたので、良い事だったなと思います。
――その中で何か発見できたものはありますか? 少しオシャレになった気もしますが(笑)。
海乃るり 本当ですか? あっ! 髪を染めました(笑)。私はもともと声優のお仕事をやりたかったので改めてその思いが強くなりましたし、グループとしてももっとみんなに知ってもらうように頑張りたいなって思いました。『検算中』というまた違う形態での番組が始まりました。みんながすごく個性的で可愛くて、そうした姿を知ってもらえる機会が増えたのはすごく嬉しいです。
――反響は、大きいですか?
海乃るり 反響は大きいです! 『計算中』の時はキャラクターがメインでしたので、反応はキャラクターに返ってきていましたが、今回は私たち個々なのでダイレクトにあって。反響も大きいですし、ファンの方からいただく声がビシバシ伝わってきています!
――『検算中』の海乃さんのリアクションもいいですね。MCを務める三四郎さんの相田さんも褒めてましたね。激辛とか、罰ゲームでせんぶり茶を飲んだときも「後味がスッキリ」とか言ってましたね(笑)。
海乃るり あれ?褒めていました?それどころじゃなかったのかもしれないです(笑)。でも後味が本当にスッキリしていたので(笑)。
――なかなかの表現ですよね。焼肉も面白かったですね。焼肉が好きと言いながらも、目隠しで言い当てるゲームもカルビをロース、エリンギを牛タンと間違えて…。
海乃るり 分かりづらかったんですよ(笑)
――西條さんはいかがですか?
西條和 「風は吹いてるか?」を発売して、これからツアーをやるという時にいろいろと活動がストップしちゃって、家にいなきゃいけなくなって。お仕事も対面から、SNSやオンライン、配信に切り替わっていって、個人的にSNSなどのネットのつながりはあまり好きじゃなかったというか、得意じゃなくて…。自粛期間中にみんながSNSで発信しようとしている時に、もう全部嫌だってなった瞬間が1回あって…。実際対面しないなら別に発信しなくたっていいじゃないかって、もう全部やりたくないとなったことがあって。今も全てが元通りになったわけじゃなし、握手会はオンライントーク会として開催されるようになって。いろいろ制限がある中で色んな事を我慢しながらやり続けているなかでも応援してくれる人がこんなにいるんだと思ってから、(滝川)みうちゃんのツイッターアカウントからも、少しでも発信してみようかなって思うようになったり、オンライントーク会で直接会えない分どうしたらありがとうって気持ちを伝えられるかなっていうのをすごく考えるようになりました。
――俳優さんに話を聞く機会があって、自粛期間中に無力感に苛まれたようなんです。脚本家ならゼロから一を作り出すことはできるけど俳優はそれができないと。でも今はその時の感情をお芝居に活かすことができるとプラスに考えているそうです。西條さんもその感情が今後活かせるかもしれないですし、やる意義というのを見出したわけですから前進したと思います。そのなかで根本的な考えの変化はありましたか?
西條和 なんとなくSNSとか実際会わないものが薄っぺらく感じちゃうことがあって。何も伝わってないんじゃないかとか、向こうのことを分かってないんじゃないかっていうのがあったんです。それは考えがすれ違いっているんじゃないかということへの恐怖もあって。でも工夫すれば受け取ってくれる人もいるんだなって思えるようになりました。
――パフォーマンスにも影響はありますか。今は限られていますけど。
西條和 今までは、踊りを忠実にやるということを心掛けてきていて、なるべく教えてもらったものをそのままやりたいとずっと思っていたので、フォーメーションや手の1つ1つの動きにすごい気を取られていました、でも配信ってなった時に、1人ずつが抜かれたりする。そのとき顔の表情が私ほとんどないんだなって気付いて、すごく気を付けるようになりました。
――ライブに限らず舞台とかでもそういうのはあると聞きますからね。そういうのが今後、ライブパフォーマンス以外にも活かされるときがくるかもしれないですね。ところで『検算中』はどうですか? 一人でアパレルショップに入れないとのことで試着にも挑戦していましたが、やっぱり1人ではお店とか入れないもんですか?
西條和 外から触らずに見たりします。試着の企画も普通に生きていたらたぶんしてこなかった事だと思います。成功したとは言えないので、いつかちゃんとできるようにリベンジしたいなと思います。
――白沢さんは?
白沢かなえ アニメ『22/7』が終わった後ぐらいにコロナ禍で活動がストップしました。声優業界も影響を大きく受けていて、アフレコが一緒にできないとか、そもそもアニメ放送が中止になったりして。そのなかでアニメが放送できたのは私たち運が良かったんだとすごく感じました。私たちは、キャラクターのお仕事と私たち自身のお仕事があって、私たち自身のお仕事が対面で出来なくなったというのがあるんですけど、逆にキャラクターの方は変わらなかったというか、むしろ発信しやすくなったんじゃないかと思って、私は自分のキャラクターの丸山あかねが大好きなので、そっちを活かせる方向にシフトできると前向きに捉えられて、そこはすごく良かったかなって思いました。
――発信できる方法っていうのは具体的には?
白沢かなえ 自粛期間中に自宅のパソコンにソフトを入れてキャラクターを動かすことを試みたことがありました。今もキャラクターのオンライントーク会もそのソフトを使ってやっているんですけど、実はあかねちゃんだけ表情がすごく豊かに作ってあるらしくて。スタッフさんにその理由を聞いたら、コロナの時に私があかねちゃんとしていろいろやろうとしていたからだよと言われて。そうして考えてきたことは無駄じゃなかったと改めて思いました。
――一時期は不安もあったんですか?
白沢かなえ ありました。この先どうなって行くんだろう、という漠然とした不安があって。ツイッター界隈の流行りみたいなのを見ていたんですけど、当時は「○○リレー」と流行っていてすごいなと感心していたんですけど、私には無理だと思ってしまって、時代についていけなかったんです。
――あかねというキャラクターに助けられたというのがありますか。
白沢かなえ めちゃめちゃあります。
――これまで一心同体になろうと思って頑張ってきて、ようやく見えてきた中で今度は恩返しされたような感じ?
白沢かなえ そうですね。あかねちゃんに助けられていることばっかりです。
――番組の方はどうですか。涼花さんときゃべつの千切り対決やっていましたね。
白沢かなえ いつもの場所やいつも使っている調理器具じゃないと難しいと実感しました。ちょっとしたものが違うだけでこんなに出来なくなるんだなって(笑)。
――それはしょうがないですよね。
白沢かなえ 自分としてどう振る舞えばいいか分からなくて。自分のことって客観視することが出来ない。得意なものってよく聞かれるんですけど、私が得意なものって全部人前で披露出来るようなことばっかりじゃないので、何をしたらいいか分からずに打ち合わせとかもスタッフさんに頼ってしまいました。
――一視聴者として見てる分では、千切りもですけど、前の取材でも料理が得意だという話もされて、まあそれもいいと思うんですけど、笑っている印象がすごくあって。計算中のときは、あかねとして出ているから冷静さが際立ったけど、『検算中』ではずっと笑ってる印象が強いですね。
白沢かなえ 実は…笑いが止まらなくなるのがすごくコンプレックスだったんです。中学校の時に40分くらい笑い続けて本当に死ぬかと思って。なんかいま思い出して…笑笑笑笑笑…お腹が痛いのに本当に死ぬかもしれないって…笑笑笑笑笑笑…笑…笑笑笑笑笑…。
――笑いながら私の人生これで終わるかもしれないって?(笑)。
白沢かなえ 笑…笑…呼吸がつらくなって…死ぬって…思って…そこで笑うことをやめた時期があった…んです…。
――当時は結構深刻な問題だったんですね。
白沢かなえ 今はこうやって話せているんですけど…自分でコントロールして止めなきゃって止めなきゃって思って今話せてるんですよ…。…それが中学校の時出来なくて・・。
――でもそれが結果的に何かを抑えようとして冷静にとなっているというのが“あかね”に活かされているかもしれないですよね。
白沢かなえ 今の今まで…忘れてたんですけど…。よく考えたら確かになんか感情を抑えている部分はあるのかなって思います。
涼花萌 ウフフ…。
――涼花さん笑っているときは、緊張しているときだと言っていたが、今は緊張している?
涼花萌 してます…ウフフ…自分の問いが回ってくるって思ったら緊張してきちゃって…。なごみん終わった時からドクドクしていました。何回やっても慣れないです。自分の番が来るって思ったら動悸が激しくなって、それを理解して緊張してるんやって分かると、パニックになります。
――どうですか?この期間は。
涼花萌 (神木)みかみちゃんたちがMVで踊っているのが実は「風は吹いてるか?」が初めてで、踊ってる姿を見てもらえたのもすごく嬉しくて。それからアニメが終わって、これから「ナナオン」(リズムゲーム)も始まって、みかみちゃんたちのことも知ってもらう機会が増える、と思っていた矢先にコロナで活動がストップになて残念と思っていました。でもそんな期間だからこそ、お家でアプリゲームいっぱい出来るし、アニメも再放送やってたみたいなので「家に居たからナナニジ観たよ」っていう人もいて、そこから『計算中』を観てみかみちゃんのことも知りましたって言う声もあって。「握手会は遠くて行けへんけど、オンラインやったら家から出来るし来てみました」っていう人も多くいました。コロナが出てきて、ナナニジにとってはこれからやのに、どうなっていくんやろって心配してたんですけど、逆にそのキャラクターたちを活かせて活躍の場を広げることができたんじゃないかなって思って。去年は動いてはいないんですけど、振り返ったら毎月思い出あったなっていう一年でした。
――毎月思い出あったっていいですね。
涼花萌 かなえる(白沢かなえ)とスーパーとか一緒に行ったりしてたんですけど、コロナ禍で自炊をよくするようになりました。かなえるが自分で作った料理をメモに書いていて、それを見せてもらったらすっごいいっぱいあったんです。それを見て楽しそうって思って私も自分の作った料理をメモしたんですけど、毎回一緒なので全然増えなくて。かなえるやっぱ料理うまいんやって実感しました。
――番組はどうですか。腹話術に挑戦していましたね。
涼花萌 『検算中』で腹話術を披露したけど、笑われることが多くて。でも私のファンの方は笑いじゃなくて、技術を褒めてくれて。みんな笑ってはるけど、ちゃんと口動いてへんから上手やなって伝えてくれて嬉しかったです。
――確かに上手ですよね。人形の方の口を押さえるっていうね。あれは緊張したんですか?
涼花萌 緊張しました。全然記憶がないぐらい本当に緊張しました。
――緊張したときに大好きな鳥が頭の中に出てきて、何かやってくれるとかないんですか。
涼花萌 それはないですね。一度もないですね(笑)飛んできてくれたら確かに落ち着きそうです。緊張したら思い出すようにしてみます!
(後編へ)
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