デング熱の国内感染者が相次ぎ報告されているなか、9月14日・15日に大阪野外音楽堂(大阪市中央区大阪城)で開催が予定されているライブイベント『MASTER COLISEUM ’14』(マスターコロシアム)の主催者は2日、ツイッターを通じて、虫除け対策を行うよう来場者に呼びかけた。

 厚生労働省によると、2日にも東京、大阪、山梨、青森の合わせて12人の感染が新たに確認された。いずれも最近の海外渡航歴はないという。これで国内での感染者は34人となった。=一部報道では新たに2人の感染を確認、計36人とも=

 デング熱は、発熱や頭痛、筋肉痛、皮膚発疹などが出る急性の熱性感染症で、人から人への感染はない。感染した患者の血を吸った蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が別の人の血を吸って感染させる。感染しても発症しないことも多くみられるという。

 厚労省のホームページ掲載の「デング熱に関するQ&A」によると、予防方法は、「流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています」としている。

 9月に予定されている音楽フェスティバルは、屋内を含め少なくとも60公演がある。このうち、MASTER COLISEUMの事務局は2日「マスコロにも虫除け持参でお願いします!客席後方の物販ブース付近は毎年、蚊が発生しています。皆様もさされないような対策を!」とツイッターを通じて呼びかけた。

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