町田啓太

 町田啓太が、27日放送のNHK Eテレ『100年のアトリエ画家・野見山暁治』でナレーションを務める。

 1920年生まれの画家・野見山暁治さんは、ことし12月で100歳。2021年には100歳記念の展覧会を開催。新作に取り組みながら、これまで描いた膨大な作品の整理も進めている。野見山さんは激動の人生を飄々と語る。福岡県の炭鉱地帯・筑豊での少年時代。戦争で断ち切られた東京美術学校での青春。戦後念願のパリ留学を果たすも、そこで妻と死別。帰国後、戦争で生き残った贖罪のように戦没画学生の遺作の収集に奔走。融通無碍なその絵に似て、野見山さんの言葉は時に聞く人を煙に巻きながらも、何にも寄りかからないで生きてきたひとりの人間のたたずまいを伝える。番組は、野見山さんが綴るアトリエ日記とともに進行。それは“野見山さんの心の声”。ときに自分自身にも突っ込みを入れる味わい深い文章を、俳優・町田啓太さんが朗読する。

町田啓太:コメント

 ナレーションは初めてですが、野見山さんの言葉は本当にまっすぐで、心の奥底にかわいらしさもあるところにすごく共感を得たので、思うがままにやらせていただきました。野見山さんは作品を通して、自分の奥にあるものを明確に表現されています。何を感じて、どうやって自分の道を歩いてきたのか。それを見て・聞いて・感じると、最後に何か考えるきっかけにもなる『大先輩からのメッセージ』だと思います。ぜひ見ていただければ、僕と同じように心の奥底に感じるものがそれぞれあるんじゃないかと思います。

番組情報

放送日時<Eテレ>12月27日(日)午前5時/【再放送】2021年1月9日(土)午後1時

NHKプラス(https://plus.nhk.jp)/この番組は放送中や放送後7日間、パソコンやスマホで視聴できる。

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