上白石萌音、川栄李奈、深津絵里(C)NHK

 上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が、2021年度後期連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロインに決定した。

 安子・るい・ひなたとして、母から娘へとバトンをつなぐ、戦前から戦後、そして令和まで物語を紡いでいくヒロインの3人だ。連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリーとなる。

 今回、安子役の上白石萌音、ひなた役の川栄李奈は、応募のあった3061人によるオーディションから選ばれた。上白石萌音、そして、深津絵里は連続テレビ小説初出演となる。

安子役・上白石萌音:コメント

連続テレビ小説への出演はずっと大きな目標でした。

大好きな「英語」と「ラジオ」で紡がれるこの作品で夢が叶うこと、本当にうれしく思います。

オーディションの時、スタッフの皆さんの空気感がとても温かくて、このチームの一員になりたいと強く思いました。けれど自信は全く無かったので、知らせを受けた時は心底驚きました。

今はとにかく大阪の地で皆さんと再会する日が待ち遠しいです。

深津絵里さん、川栄李奈さんへと続くリレーの第一走者として、しっかりバトンをおつなぎできますよう、そして皆様の朝を明るく照らせますよう、誠心誠意務めます。

るい役・深津絵里:コメント

この度、105作目のヒロインを務めることになりました。

105という数字の重みに責任を感じています。

これまで、おひとりでヒロインを務めてこられた方々の覚悟を想像すると、尊敬の念しかありません。

でも、今回は3人です!

あふれる魅力全開の、萌音さんと李奈さんと一緒なら怖いものなし!

とてもとても心強いです。

脚本の藤本さんから生み出される、それぞれの時代の女性を、3人できらきらと輝かせていけたらと思います。

今日も、また明日も。

毎朝8時にお目にかかれるのを楽しみにしております。

ひなた役・川栄李奈:コメント

この度連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』ひなた役を務めさせて頂くことになりました。

朝ドラヒロインは一つの大きな夢であり、何度もオーディションに参加させて頂きました。

受かるまで受け続けようという気持ちでいて、今回も自分の全力を出し切って結果を待っていたので受かったと聞いたときは信じられないほどうれしかったです。

先日、制作の方々や上白石萌音さん深津絵里さん ともお会いさせて頂き、徐々に現実味が帯びてきてワクワクとドキドキでいっぱいです。

以前、『とと姉ちゃん』に出演させてもらった際にヒロインの高畑充希さんがとてもパワフルですてきな方だったので、私も周りの方々にパワーを与えられるように楽しく明るく撮影に挑めたらなと思っています。

大阪は、以前仕事で何度か行かせてもらい、大阪ならではの街並みや風景、人情あふれる温かい人たちにとても元気をもらっていたので長期間の撮影ですが今から楽しみです。

少しでもみなさんに笑顔をお届けできるよう精一杯頑張ります。

ものがたり

1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で、女の子が生まれた。名前を安子(やすこ)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は、ずっと家族との幸せが続くことを願った。やがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に舞い降りる。

けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。

安子、るい、ひなたと、三世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリー。

安子の娘、二代目ヒロインるいの物語は、昭和30年代の大阪から始まる。るいの娘、三代目ヒロインひなたの物語は、昭和40年代の京都から始まる。

昭和から平成、そして令和へ。三世代ヒロインは、その時代時代の試練にぶちあたり、ときに、世間や流行から取り残されながらも、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を、不器用ながらも、それぞれが違うあり方で、見出していく。そして、3人の傍らには、ラジオ英語講座があった。

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