木村昴

 数々の人気キャラクターの声優を務め、ラッパーとしても活躍する木村昴が、ディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』に日本版声優として参加することが決定した。木村が担当するのは声優だけでなく、日本版エンドソングのラップ曲「ラッピン・セド」の歌唱と日本語訳も同時に手掛けており、3役を同時担当するのはピクサー史上初のこととなる。

 生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂<ソウル>の世界”を舞台に、夢を叶えたい音楽教師“ジョー”と人間に生まれたくないソウルの女の子“22番”の“人生のきらめき”をめぐる冒険が描かれる本作。自分の“人生のきらめき”は音楽だと信じて疑わないジョーと、“人生のきらめき”を見つけられない22番が、大冒険の末にそれぞれの“人生のきらめき”を見つける物語だ。

 木村が本作で声優を担当するのは、主人公ジョーの行きつけの理髪店の客ポール役。ジョーにとっては日常である理髪店だが、22番と出会ったことでいつもの日常が違った風景に見える重要なシーンでの出演となる。

 さらに、木村は声優だけでなくエンドソングのラップ曲「ラッピン・セド」も担当。劇中にも登場するこの楽曲はジョーが学生時代に組んでいたラップグループが作った曲で、ジョーの青春の1ページを飾る思い出の曲でもある。

 自身の“人生のきらめき”がラップミュージックというくらい、ラップへの熱い情熱を持ち、声優だけでなくラッパーとしても高く評価されている木村は、「ラッピン・セド」の日本語訳も手掛けており、日本版声優とエンドソングの日本語訳&歌唱を担当したのは、ピクサー史上初めてとなる。

 英語で作られたラップを日本語訳するのは木村にとっても初挑戦だったそうだ。

 木村は「日本語訳するのは手探りではあったのですが、ちゃんと皆さんに納得して楽しんでもらえるように、英語のニュアンスを日本語にしても伝えられるよう言葉選びとリズムにこだわりました。ジョーが学生時代に楽しみながらラップをやっていたというエピソードがあったので、仲間といっしょにやっていて楽しくてしょうがないという“ご機嫌さ”を意識しましたので、ぜひ注目してほしいです」とエンドソングに込めた熱い想いを語っている。

 木村が演じたポールは、ジョーと22番の2人が繰り広げる奇跡の大冒険にどのような影響を与えていくのか?冒険の末見つけた“人生のきらめき”とは…? 日常の中で“人生のきらめき”を見失っているすべての人に贈る、“魂”を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー。『ソウルフル・ワールド』は ディズニープラスにて12月25日(金)17時より独占配信開始。

Photos

記事タグ