決勝ステージで熱唱する岡田奈々

 AKB48国内6グループのメンバーの中でもっとも魅力的な歌い手を決める『第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』の決勝大会が1日、都内で行われ、3大会連続決勝大会に進んだ岡田奈々(AKB48/STU48)は3位だった。自身の順位よりも後輩メンバーの躍進を喜ぶ姿が印象的だった。

 初回大会は3位、第2回大会は5位だった岡田奈々。最初のステージで披露したのはLiSAの「炎」。抜群の安定力を有する歌唱力に感情を込め熱唱した。歌唱を終え岡田は「緊張していました。手が震えていましたし、でも大好きな歌を歌ったので満足です」と笑顔を見せた。

 2位通過した岡田はファイナル審査ではトップバッター。「大切な人を思って歌います」と米津玄師の「アイネクライネ」を歌唱。メリハリのある歌唱で聴く者の心をつかんだ。

 審査員を務めたゴスペラーズの黒沢薫は「緩急があり、低音は女性が歌うにはきついぐらい。それをうまく処理した」と絶賛。

 応援に駆け付けたAKB48の村山彩希も「感動して言葉が出ない。『優勝だよ』と言ってあげたいぐらい」と賛辞を贈った。

決勝ステージで熱唱する岡田奈々

 最終結果は3位。「1位を目指していましたが、前回は5位。3位になれて嬉しいです」と笑顔を見せていた。

 その後に行われた囲み取材では、優勝を掴んだ池田が過去のこの大会を見て、STU48のオーディションを受けた背景をもとに「今回の大会は過去一でレベルが高くて。私はそれまで順位にとらわれて不安でしたが、池田裕楽ちゃんの話を聞いて、順位にとらわれないでやろうとやって来たのが良かったと思いました」と振り返った。

 そんな岡田。本大会でも自分の事よりもメンバーの活躍を喜ぶ姿が印象的だった。1位を獲得した池田裕楽には「こうして見つかって本当に嬉しい」と笑顔をのぞかせていた。

 なお、本舞台の裏側に密着したドキュメンタリー特番は、2021年1月にCS放送TBSチャンネル1で放送。ファイナル歌唱審査に進出した8人と、審査員特別賞に選ばれたメンバーが1人が出演する『ファイナリストLIVE』も開催される予定だ。

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