池内博之、新木優子、高嶋政伸

 新木優子、池内博之、高嶋政伸が12日、「『連続ドラマW セイレーンの懺悔』放送直前!スペシャル生配信」に出演した。テレビ局を舞台に「報道」のタブーに切り込んだ、作家・中山七里氏の同名小説が原作。10月18日の放送スタートを控え、この日主演の新木らが思いを語った。

 新木が演じる主人公・朝倉多香美は帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の新人記者。初の記者役で、本格的なサスペンスへの挑戦となった新木は「サスペンスを読むのも見るのも好きだったので、その世界で演じられることがすごく楽しみでした。原作を読ませていただいて、王道のサスペンスでありながら、今までにないような大どんでん返しが面白くて新鮮で、演じるプレッシャーもあったのですが、逆に、スタッフの皆さんと楽しみながら演じることが出来ました。朝倉多香美はすごく正義感が強くて尊敬するところばかりの女性でした。皆さんにも多香美と一緒に作品にのめり込んでいってもらえたら嬉しいなと思います」と心境を明かした。

 池内は、多香美を時に厳しく指導しながらも見守る先輩記者・里谷太一を演じる。「里谷はすごくかっこいいなと感じました。多香美のことを陰で支えてあげていて、もちろん厳しいことも言うし、信念を持ちながら生きる姿が素敵だと思いました」と里谷に惚れ込んだ様子。

 池内と共演した印象について、新木は「もっと強そうなイメージがありました」と笑顔を見せつつ「実際はすごく気さくに話しかけてくださったりして、里谷とは全然違うイメージでした。あと、『ダンスを始めた』という話で盛り上がって。ぜひ皆さん、池内さんのInstagramを見てください。新しいダンスを提案していて、勇気をもらいました」と、池内のプライベートでの可愛らしい意外な一面を暴露した。

新木優子

 高嶋は、女子高生誘拐殺人事件を追う警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次役で出演。「宮藤が面白いなと思ったのは“動機”にこだわるところ。緊張もありましたけど、やりがいのある役でした」と意気込み。

 スタッフからの情報によると、高嶋と撮影現場で新木がよく話をしていたという。その内容を聞いてみると、新木から「美容の話ができたのが楽しかったです。高嶋さんのお肌がキレイなので、ついつい聞いちゃいました。いつも親身に答えてくださって」と意外な答え。

 高嶋も「今回の役作りのために8キロ落として、それをキープしないといけないので『満足感があってカロリー控えめのものって何がある?』と新木さんと話をさせていただきました」。ヘルシーな食事を教えた新木は「ちょっとした女子トークでした」と笑顔を見せた。

高嶋政伸

 本作は“どんでん返しの帝王”と呼ばれる中山七里氏の作品が原作ということで、衝撃的な出来事が次々と展開する。特に印象的なシーンについて新木は「スクープは、ニュースに力をつけるためにあると俺は思ってる」という里谷の台詞を選んだ。

 池内は「俺たちが調べなきゃ闇に葬られる真実を見つけるのが仕事だ」という里谷の台詞、高嶋は宮藤の台詞「これが我々の見解ですが、いかがでしょうか」をそれぞれ回答した。

自身が掴んだスクープ

 トークでは、役者としての“信念”、撮影中のエピソードなどが語られたほか、新木と池内が“スクープ”を狙う記者、そして高嶋がそんな二人がスクープを狙う事件を追う刑事役ということにちなんで、3人が最近自身で掴んだスクープを発表した。

 新木は「犬を飼っているんですけど、いくつか芸を教えていて最近気づいたのが、手を回してゴローンってすると、一回転するワザを習得していたんです!」と愛犬のスクープを伝えた。高嶋は体型キープのために炭水化物を減らす食生活の中で「玄米とライ麦パンの美味しさ」を知ったという内容を、池内は「見たんです! 都心のど真ん中にイタチがいました!」と偶然出会ったイタチを興奮気味に報告した。

 番組の終盤には、中山七里氏からの手紙も紹介された。「開始わずか三十秒で『ああ、これは地上波絶対無理だわ』と思わせる導入部。その後も怒濤の地上波NGシーンの連発。当時、作者が報道に対して抱いていた疑念や不信がそのまま映像になった感があります。それにしても配役に恵まれた作品だとしみじみ思います。新木さんは心の傷を庇いながら精一杯背伸びをしようとしている多香美を見事に演じ、池内さんは男でも頼りたくなるような先輩里谷を体現、宮藤刑事を演じる高嶋さんは台詞が少ないのにおそろしいまでの存在感。原作者として二話以降が楽しみでなりません」

池内博之

 最後は、新木が視聴者に向け「サスペンスとしても純粋に楽しんでいただける作品になっています。多香美と同世代の人たちがこれから社会に出て、困難な状況に立ち入ったとしても、頼れる存在が近くにいるということに気付いてもらえる。この作品がそんなきっかけになればすごく嬉しいなと思います。この作品はどんな世代にも刺さる作品になっていると思いますので、ぜひ第一話を見てほしいです」とメッセージを送り、生配信を締めくくった。

Photos

記事タグ