香取慎吾は“選ばれし人”、佐藤二朗ら実力派がこぞって絶賛
『誰かが、見ている』秘話
Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』に出演する実力派の出演者たちが、舎人真一を演じた香取慎吾の演技を絶賛していることが明らかになった。
『誰かが、見ている』は、何をやっても失敗ばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎を中心に巻き起こるドタバタを描いたシットコムだ。
「一言で言うと、“選ばれし人”ですかね」と語るのは、真一のお隣さんで、何をやってもドジばかりの真一の魅力に最初に取りつかれてしまう粕谷次郎を演じる佐藤二朗。佐藤は「決められたことをしっかりとやりながらも、香取さんの芝居は“生”なんです。刺激やグルーヴ感を貰ったり、与えたり、そして共に生み出したり。だから香取さんとの芝居はめちゃくちゃ楽しいんです!」と香取との共演を振り返る。
更に、真一の友人曽我そと子を演じた宮澤エマは「香取さんは現場ですべてを生み出していく方です。その場で生まれてくるものを大事にされていて、しかもそれがめちゃくちゃ面白い。“笑い”に対する瞬発力のようなものが凄いのです」と語り、やはり香取の演技を絶賛した。
佐藤も宮澤も、数多くの舞台やドラマ、映画で活躍している実力派。そんな2人が絶賛をする香取の演技には、ファンならずとも期待せずにはいられない。
そして佐藤のいう“ナマ”感や、宮澤のいう“瞬発力”の原点に関して、同じく共演者で、次郎の妻粕谷佳子を演じた長野里美は、「何の打ち合わせもないのに、共演者の突然の動きに合わせられる。たぶんこれまで何十年も歌やダンス、コントをしてきたり、それこそコンサートで生の現場をずっと経験されてきた方の底力を感じました」と、香取のこれまでの活動が底にあるのだと語る。
少年の頃から国民的なアイドルグループとして活動をし、昨今はアーティストとしても活躍する香取には、エンターテナーとしての様々な顔がある。そんなマルチに活躍してきたこれまでの長年の蓄積が、本作の舎人真一を形作っているのかもしれない。
今回香取をキャスティングした脚本/監督の三谷幸喜は、「舎人真一くんという人間が生きている様を見てもらう、それだけで面白い。そんな役を演じることができる俳優が日本に一体何人いるかって気がしますね」と、真一役には香取以外の配役を考えていなかったことを明かしている。
数々の作品で日本に“笑い”を届けてきた三谷幸喜と、バラエティやドラマ、舞台で様々な個性的で強烈なキャラクターを演じてきた香取慎吾。そんな日本のエンターテイメント界を代表する2人が仕掛ける本作は、いったいどんな“笑い”を届けてくれるのか。期待が高まる。