氷室京介、休止騒動の真相は?過去の言動から見る発言の真意「プライドと潔さ」
コンサート活動の休止を発表した氷室京介。発言の真意は?
BOΦWY再結成の可能性
かつての盟友である布袋寅泰が「もし彼が本当にステージから姿を消してしまうなら『最後のステージはせめて一曲でも隣りでギターを弾かせてほしい』そう願うのみ」という声明を発表した。
BOΦWYの元メンバーとの共演は実現するのであろうか。氷室は2004年のインタビューで「BOΦWYの復活はない」と断言している。ただ、あれから状況は変わっている。
「ようやく向き合えることができた。それだけ今の自分に自信が持てている」として、その年に、これまで封印してきたBOΦWYの楽曲をふんだんに取り入れた一夜限りのコンサート『KYOSUKE HIMURO“21st Century Boowys VS HIMURO』を行った。これまで『IMAGE DOWN」等の氷室が携わったBOΦWYの楽曲は自身のコンサートでも何度か披露してきたことはあったが、それ以外の曲を入れ込むのは初めてだった。
さらに、2011年に起きた東日本大震災で被災地復興支援のためにチャリティコンサートを全曲BOΦWYで行うというビックサプライズを演じた。その理由は「BOΦWYを掲げればより多くの人が見にきてくれ、支援活動ももっと大きなものになる」というものだった。しかし、このとき元メンバーには声を掛けなかったとして反発を招いている。後に氷室はこのことを「配慮が足りなかった」と詫びている。
04年を皮切りにBOΦWYの楽曲に対する抵抗感はなくなったとみえるが、元メンバーと同じステージに立つとなるとまた話は別らしい。
布袋はこれまでに、高橋まこと、松井と共演を行っている。あとは氷室がどう応えるかにかかっていると言っても過言ではないが、これまでの言動からすると難しいさがある。
ただ、前述の通り、04年のコンサートのようにこれまでご法度とされてきたことが突如として解禁になることもあり得る。氷室が自負できる何かが得られていれば、再び4人でのパフォーマンスが解禁となることもあり得よう。
ファンも同様に同じステージに立つ姿を観たいと望んでいる。しかし、ヒムロックの美学を鑑みれば、実現しないこともまた美学だということもファンは理解している。
さて、この1週間であらゆる報道がなされてきたが、19日・20日に16年ぶりに横浜スタジアムで行われる25周年ツアーファイナルで氷室は何を語るのか、注目される。(取材・木村陽仁)

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