作曲家・小川文明さん死去、53歳　「すかんち」などでキーボード担当

　ロックバンド「すかんち」などでキーボードを担当するなど活躍した作曲家の小川文明さんが25日に亡くなった。26日に公式サイトなどで発表されたもの。小川さんは４月末より入院、闘病生活を送っていたが、25日未明に容態が急変。その日の午後に息を引き取った。53歳だった。

　遺族は公式サイトで「これまで公私ともにご支援いただいた皆様に、本人にかわりまして心よりのお礼と感謝を申し上げます」と綴っている。

　６月５日の公式サイトには小川さんのメッセージ「突然の体調不良でひと月前に入院することになり多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。おかげ様で現在は落ち着いております。また皆さんと笑顔で逢えるようにぼくも今度こそ焦らずじっくりと治療に専念したいと思います。ほんとうにごめんなさい…そしてありがとう!!!」が投稿されていた。

　小川さんは大阪芸術大学卒業後、ドラムの菅沼孝三と結成したブラック・ペイジでキングレコードからデビュー。プログレッシブロックの普及に務めながら、様々なアーティストのアレンジ、レコーディング、ステージをサポートしてきた。その後は、ローリー寺西（現・Rolly）と出会い「すかんち」のキーボードを担当する一方で様々なアーティストのサポートを行ってきた。