MAN WITH A MISSIONが全米ツアースタート<1>

全米ツアーをスタートさせたMAN WITH A MISSION

 アルバム『Tales of Purefly』ツアーを日本国内で終えたばかりのMAN WITH A MISSIONが現地時間18日に、アメリカ大陸を横断するツアーをニューヨークよりスタートさせた。このツアーはアメリカにて第二弾リリースとなった『When My Devil Rises』EPを引っ提げての北米ツアーとなる。

 MAN WITH A MISSION自身、アメリカ大陸を横断し全15公演という大規模な海外ツアーはこれが初となる。初日としてオオカミ達が選んだ地は、ニューヨークの『Webster Hall The Studio』。ニューヨークのダウンタウンに位置する、さながら“ライブハウス”の様相を呈した会場だ。

 この地を選んだのは、ライブでのファン達とのコミュニケーションを常に大事にしてきたMAN WITH A MISSIONにとって、オーディエンスとの距離も近いこのライブハウスは、アメリカでの勝負も一から始めようとする、実にオオカミ達らしい選択だ。

 現地時間夜10時にスタートした彼らのアクトを迎えたのは、会場に溢れるばかりの人で埋め尽くされたオーディエンス達。ニューヨーカー達や現地に在住の日本人も含め、人種の入り乱れたオーディエンスは、スタート前からその興奮を隠しきれない熱気に包まれていた。

 去る3月に全米リリース第一弾としてリリースされた「Don't Feel The Distance E.P.」より『distance』でライブスタート。奇声のようにも聞こえる英語での歓声が入り乱れる中、会場のボルテージは一気に高まった。

 堪能に英語を操るJean-Ken Johnny(Gt、Vo、Raps)が、『コノヨウナ素晴ラシイ場所デ演奏出来ルノハ光栄ナコトデス。最後ノ最後マデ楽シンデ行ッテクダサイ』と英語でMC。オーディエンスもそれに応えて、大歓声を上げる。

 もはやダンスフロアと化した『DON'T LOSE YOURSELF』ではKamikaze Boy(Bass, Cho)の目からの閃光に度肝を抜かれ、『Smells Like Teen Spirit』のイントロが始まった瞬間での大歓声、そして『FLY AGAIN』では、国境も人種も超えた会場全員が両手を挙げて踊る光景には、この地でも究極の生命体・MAN WITH A MISSIONが完全に受け入れられた瞬間だった。

 『ココカラ合計15箇所トイウ長イアメリカツアーニ出マスガ、本当ニ夢ミタイデス。ソレヲ今日ココニイル皆サント始メラレタコトヲ、幸セニ思ッテイマス。マタスグニ皆サント会エルノヲ楽シミニシテマス。マタスグニ会イマショウ!』と、きっちり英語によるMCで締めくくったJean-Ken Johnny。

 最後は日本では披露されていない『Emotions』の英語バージョンを披露し、本編の幕を閉じた。

 案の定、鳴りやまないアンコールの歓声に押し出されたオオカミ達。2曲を演奏した後、日本では恒例のSpear Rib(Drums)の『ガウコール』には、会場中も大きな『GAW』に包まれた。

 それでも会場の大歓声は鳴り止まず、まさかのダブルアンコール。モッシュが起こる中、アメリカツアーの初日を終えた。

 終演後も会場を去ろうとせず、大声を上げて盛り上がるオーディエンスの様子は、MAN WITH A MISSIONが、彼の地でも完全に爪痕を残した証拠とも言えるだろう。

 オオカミ達はこの後、アメリカ大陸を東から西に向けて、7月12日まで全15公演を敢行。MAN WITH A MISSIONのアメリカでの快進撃はこの後も続いていく。

MAN WITH A MISSION全米ツアーフォトレポート

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