「トイ・ストーリー」シリーズ、そして『リメンバー・ミー』で世界中を感動の渦に巻き込んできたディズニー&ピクサー。最新作にしてピクサー映画史上もっとも泣ける作品として呼び声高い『2分の1の魔法』(近日公開)。主人公イアン役をMCU版『スパイダーマン』シリーズで世界中から愛される俳優トム・ホランドが演じ、兄バーリー役は同じくアベンジャーズ俳優のクリス・プラットが抜擢され夢の豪華共演が実現した本作。バーリーは“もう一度だけお父さんに会って伝えたいことがある”けれど陽気でお調子者で弟思いのキャラクターで、ユーモアに溢れた言動で女性ファンが多いクリス・プラットの新たなハマり役となっている。しかしクリプラの魅力はユーモアと同時に“泣かせる演技”ができることであり、ダン・スキャンロン監督は「クリスはエネルギーに満ちていてとてもユーモアに溢れた面白い人。でもそれだけではなく、弟イアンへの愛情深さや思いやりを声だけで表現できる演技力があったからバーリー役に選んだんだ」と太鼓判を押している。

 クリス・プラットは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの主人公ピーター・クイルで大ブレイクし、今やハリウッドを代表する人気俳優だ。ピーター・クイルはお調子者で底抜けに明るい性格のプレイボーイというキャラクターだが、同シリーズはマーベル作品の中でも最高の感動作という呼び声が高く、クリス・プラットの演技力が高く評価された作品となった。その後『ジュラシック・ワールド』シリーズに出演し、世界的に一躍有名となり、ユーモアだけではなく真面目でシリアスな幅広い演技力を証明した。そんなユーモアと演技力を持ち合わせたクリス・プラットが新たに演じるのは、明るくユーモアに溢れているが、実は弟思いで心優しく、幼い頃に亡くした父親への思いを抱えているバーリー役。実は本作の声優オーディションは匿名で行われ、バーリー役にはユーモアがありながら、お父さんへの思いを表現できる演技力を持った俳優が必要だと考えていた。ダン・スキャンロン監督は「主人公イアンは内気でシャイで自分に自信がない少年。一方、兄バーリーはイアンとは真逆の陽気でワイルドでユーモアに溢れたキャラクターなんだ。バーリーはとても弟に人生について教えてあげたいという優しさを持っているが、圧倒的なユーモアと感動的な心情の両方を声だけで演じられる人が必要だったんだ。クリスはとても楽しくて、誰にでもこんなお兄ちゃんがいたらいいなと思わせてしまう人だった。だからバーリー役には彼しかいないと思ったし、アフレコ時は自由にアドリブ演技もたくさんしてもらったよ」とべた褒め。クリプラが得意なユーモアと演技力で、イアンとバーリーが迎える衝撃の結末がより感動的なものになっているはずだろう。

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 本作はダン・スキャンロン監督が1歳の頃に父親を亡くした経験を基に、もし一度だけでも父親に会えたら…という思いから制作されていった。そんな監督の思いを知ったクリス・プラットは監督の思いに深く感動し、バーリー役への強い思いを明かしている。「ダン・スキャンロン監督と彼が映画に込めた思いやビジョンについて、たくさん話し合いをしたんだ。彼が父親を亡くした経験を通して、この映画に込めた思いをできる限り表現したいと強く思ったよ。この映画に心底惚れ込んでしまったんだ」とクリスは語り、彼にとっても特別な作品になったようだ。本作は、はるか昔は魔法に満ちていたが、時の流れと科学や技術の進歩と共に忘れ去られ、“魔法が消えかけた”世界が舞台。主人公イアンは生まれる前に亡くなったお父さんに“一度だけでいいから会いたい!”と願う自分に自信のない少年。何をやっても上手くいかず自分に自信を持てないが、実は隠れた魔法の才能を持っている。一方、兄のバーリーは幼い時にお父さんを亡くし“もう一度だけお父さんに会って伝えたいことがある”弟のイアンとは正反対の陽気な性格のキャラクター。

 2人は“お父さんに会いたい”という願いを叶えるため、父を完全(全部)に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、24時間以内に魔法を完成させないと二度と会えなくなってしまう…。家族の絆を描く本作に、衝撃的な感動の結末が待ち受けている。『リメンバー・ミー』で感動の嵐を巻き起こし、昨夏『トイ・ストーリー4』で100 億円を超える大ヒットを記録したディズニー&ピクサーが贈る感動のファンタジーアドベンチャー『2分の1の魔法』は近日公開。

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