FANTASTICS「僕らは変化出来る“塊”」挑戦者が目指す未来とは
INTERVIEW

FANTASTICS「僕らは変化出来る“塊”」挑戦者が目指す未来とは


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年02月12日

読了時間:約13分

 FANTASTICS from EXILE TRIBEが2月12日、1stアルバム『FANTASTIC 9』をリリース。アルバムはデビュー曲「OVER DRIVE」から12月にリリースされた4thシングル「Time Camera」までのシングル全曲と「FANTASTIC 9」や「Turn Back Time -FANTASTICS Version-」新曲を追加。DANCE TRACKも含め15曲を収録し、彼らの集大成とも言える作品に仕上がった。インタビューではこの1年間で感じたことや、これからの課題や意識変化、アルバムに収録曲について澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人、八木勇征、中島颯太の6人に話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=片山 拓】

2019年を振り返る

――2019年、一番印象的だったことはなんでしょうか。

瀬口黎弥 単独ホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』を開催出来たことです。それは僕らの夢でもありましたし、自分たちが創ってきたものが作品になって、ショーとして出来るというのは本当に嬉しかったですし、この1stツアーはこれからも忘れてはいけない、僕らが駆け上がっていくために必要なものだと思いました。この1年に限らず僕の人生ですごく重要な出来事でした。

瀬口黎弥

――そのツアーの中で瀬口さんのハイライトは?

瀬口黎弥 上半身裸になったことです。武者修行の時にもになったんですけど、今回はデビューして、ちゃんと上裸になることが出来て(笑)。EXILEさんの「24karats」という曲でも熱く燃え上がるさまに、男らしさを感じていたので、自分でもいつかやってみたいと思っていました。そこに向けてトレーニングをしてきたこともあって、個人的なハイライトでした。

――そのツアーの模様を収録したBlu-ray/DVDも付くので、ライブに来られなかった皆さんにも見てもらえますね。堀さんはいかがでしたか。

堀夏喜 僕は7月に開催した『BATTLE OF TOKYO ~ENTER THE Jr.EXILE~ 』です。4日間、幕張メッセでライブを行わせて頂いて、初めて先輩方と一緒に一つのプロジェクトを作り上げるということで、みんなすごく気合いが入っていました。特にGENERATIONSさんはリハの時からすごくて、それが自分は刺激になりました。その刺激がホールツアーに活きた部分があるので、2019年で一番影響を受けたことでした。

堀夏喜

――その中でも印象的だったことは?

堀夏喜 パフォーマーによるバトルコーナーがあって、各々が自分のグループを代表してバトルするのですが、みんなの「やってやるぞ!」という気迫がすごかったので、迫力もあって印象に残っています。

――八木さんはいかがでしたか。

八木勇征 僕は『BATTLE OF TOKYO』のコラボ曲です。制作している時のことなのですが、GENERATIONSさんやTHE RAMPAGEさん、BALLISTIK BOYZの3組と曲を作っていく段階で、FANTASTICSにはなかった曲調を歌えたことです。ちょうどそのとき僕らは「Flying Fish」をリリースしたときだったので、それとは違ったロック調の曲を歌うことで勉強になりました。

 ボーカルリハをしていく中で、GENERATIONSの数原(龍友)さんにMCやライブ中の煽り方など、一体感の作り上げ方のアドバイスを頂いて、ホールツアーでのMCなどにアウトプットできたことが印象的で、良い経験をさせていただきました。楽曲では「Can't Give You Up」の煽るところはその経験が活きたところでもあったので、個人的なハイライトだと思います。

――アゲアゲの一曲ですからね。

八木勇征 この曲がライブパートの掴みの曲だったので、どれだけ上手く煽れるかというのことが重要でした。自分もフルアウト出来たと思っています。まだ伸びしろはもちろんありますが、そこはストロングポイントにもなり得るなと思えました。DVDでも注目していただけたら嬉しいです。

八木勇征

――中島さんはどんなことが思い出深かったですか。

中島颯太 僕は個人的なことですが、昨年の8月30日に20歳を迎えた時が印象的で、メンバーみんなにお祝いしてもらったことです。その日は大阪でイベントがあって、ホテルでみんなと乾杯して。缶チューハイを飲みましたが、まだお酒の味の良さが良くわからなくて、美味しいとはまだ思えていなくて(笑)。これから少しずつ慣れて行きたいです。

中島颯太

――木村さんの印象的なことは?

木村慧人 僕は『BATTLE OF TOKYO』のミュージックビデオの撮影です。2カ月ぐらいで3本撮影したんですけど、あの怒涛の感覚は忘れられないです。短期間で振りを覚えてリハをしたことや、別世界のキャラクターを使った演出もあったので、すごく印象的でした。特に THE RAMPAGEさんとパフォーマンスした「MIX IT UP」は僕らのイメージとは違う、黒で統一された大人な感じのFANTASTICSで印象的でした。その時に感じたことが、曲によってはホールツアーでも出たんじゃないかなと思います。

木村慧人

――澤本さんの2019年はいかがでしたか。

澤本夏輝 僕は「Flying Fish」のMV撮影が思い出深かったです。個人的に憧れだった海での撮影で朝早かったんですけど、天気にも恵まれて、すごく大きなセットも印象に残っています。みんなで砂浜を歩きながらセットまで向かっていくところとか、ドローンを使用しての撮影で「こういう撮り方もあるのか」と勉強になりました。

澤本夏輝

――撮影方法に興味があって?

澤本夏輝 あります。撮っていただいている時にも、「これどうやって映像を繋ぐんだろう?」とか気になります。

中島颯太 確かに撮影の時「面白い撮り方をするなあ」とか呟いています。

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事