矢作萌夏

 『第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE』が4日、千葉・舞浜アンフィシアターで開催され、この日をもってグループを卒業する矢作萌夏(AKB48)をはじめ、山崎亜美瑠(NMB48)、三村妃乃(NGT48)、高柳明音(SKE48)、岡田奈々(AKB48/STU48)、豊永阿紀(HKT48)、秋吉優花(HKT48)、峯吉愛梨沙(STU48)が出場した。

 このイベントをもって卒業する矢作は「私が一番好きな曲を好きな人と歌いたい」と、岡田と「さよなら大好きな人」(花*花)を歌唱。イントロが奏でられ、所定の位置に歩を進める間に涙を流す岡田。矢作も歌い始めると声が震えて詰まる場面も。それでも2人はしっかりと歌い上げ、最後は強く抱擁した。

 矢作は、「奈々さんには偉大な背中を見せてくれて、初めて選抜入りしたときも一人ぼっちだった私のそばにいてくれて。大好きな先輩。卒業しても見捨てないでください」と伝えると、岡田は「卒業しても何らかの形でまた歌えたら」と再演を臨んだ。

 この日の模様は生中継され、中継が終了した後に異例のWアンコールにも応えた。全てのプログラムを終え、一人ステージに立つ矢作は沢山の「萌夏コール」を浴びた。そして、ファンに向けてこう語った。

 「皆さんが愛を伝えて下さったこそ、ここまでやることができました。私はこれからAKB48を抜けて、一人で歩いていくことになります。それがどんな道かはまだわからない。皆さんがずっと私のそばで見守ってくれると信じています。いつかお会いしましょう。これからもAKB48をよろしくお願い致します。ばいばい。いつか握手会行くかも。ばいばい。ありがとう。お姉ちゃん見に来ているよ。やっと見に来てくれたね。ありがとう」

 手を振り笑顔を見せステージ奥へと消えた。歌唱力に定評があり、なかでも音程の正確さは群を抜いていた。そんな彼女の在籍最後のステージは、感情を乗せて強く歌う姿が印象的だった。

 なお、当日の舞台裏密着映像を加えた「ファイナリストLIVE 完全版」はTBSチャンネル1で2020年3月に放送予定。

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