甲斐心愛、今村美月、岩田陽菜、石田千穂、門脇実優菜、中村舞(撮影=木村武雄)

 STU48が29日、東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージで、4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」の発売記念イベントを開催した。この日出席したのは、新キャプテンに就任した今村美月をはじめ、石田千穂、岩田陽菜、門脇実優菜、甲斐心愛、中村舞。発売を記念して表題曲の倍速パフォーマンスに挑戦した。

 「無謀な夢は覚めることがない」の衣装で登場。まずは中村を先頭に一列になって「無謀な夢は覚めることがない」を披露した。曲調はこれまでの表題曲に見られる爽やかなイメージとは異なるロックナンバーで、振付は2ndシングル「風を待つ」でも担当した辻本知彦氏が手掛けた。言葉一つ一つを表現するかのような細かな振りが特徴的。この日は5人での出演となったがそれを感じさせないダイナミックなパフォーマンスを見せていた。

 そのミュージックビデオ(MV)では、バックダンサー30人と選抜16人での群舞ダンスを披露している。門脇は「バックダンサーとも踊って一緒に鳴れた気がした。大変だったけど楽しかった」と振り返った。撮影地は、日本のウユニ塩湖とも言われている香川県の父母ヶ浜。石田は「景色も綺麗なので聖地巡礼してください!」と集まったファンに呼びかけた。

 この日は発売日を記念して、テンポを倍速にしたパフォーマンスに挑戦した。シングルのタイトル「無謀な夢」にかけて今村は「無謀なチャレンジを」とそのことを告げると、門脇は「ダンスに自信があるので気合を入れて臨みたい」とも。今村も先日、TOKYO DOME CITY HALLで開催されたSTU48コンサートで、ダンスパフォーマンスを披露しており、自信の表情を見せた。バレエが特技の中村も「MVの時に沢山踊ったからこれは無謀ではなく有望なチャレンジ」と胸を張った。

 まずは1.5倍速に挑戦。息を切らせながらも無難なくこなしたメンバー。次いで2倍速。岩田や甲斐は「飛んだら危ないから」とマイクを置いて臨んだ。先ほどよりもハードな展開に苦戦もしっかりパフォーマンス。それでも倒れ込むなど体力の消耗は激しい。いよいよ3倍速。通常曲が1分程度で終わるその速さに臨むべく、全員マイクを置いて挑んだ。なんとかついていくものの、門脇が途中で倒れ込み終了となった。

倍速ダンスに挑戦したSTU48

倍速ダンスに挑戦したSTU48

 甲斐は「悔しい。サビの終わりまで行けたよね! 3倍速は難しいけど、2倍速なら皆さんも(掛け声)付いてこれる」と手応え。移動距離も含め動きが激しい岩田は「酸素が無くなる…」と肩で息をしていた。今村は改めて「3倍速は今年中にね」と再挑戦を誓うと、隣接のジェットコースターが轟音をあげて通り過ぎた。その絶妙なタイミングに「あれぐらいにね!」と気合十分。そのなかで甲斐は「あれに乗りたい!」と童心をのぞかせていた。

 この日はそのほか、盛り上がり曲の「ペダルと車輪と来た道と」、先のコンサートのアンコール最後に届けられた「夢力」が披露された。石田は「STU48は今年で4周年目になります。これからもSTU48は皆さんと一緒に無謀な夢や色んな事に挑戦していきたい」と意気込みを語った。

 なお、この日は本作の発売にかけて1月29日から2月29日まで、ツイッター連動の「誰かの今年叶えたい無謀な夢をメンバーが叶える」企画を展開することを発表。「#無謀な夢は覚めることがない」「#今年叶えたい無謀な夢」の後に、投稿者の無謀な夢を載せることで期間中に投稿があったなかからメンバーが叶えるという。【木村武雄】

Photos

記事タグ