映画・ドラマ
宮沢りえ、デビュー作「ぼくらの七日間戦争」の時は「劣等感があった」
宮沢りえが先日、都内で行われたアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』(村野佑太監督)初日舞台挨拶に登壇した。
【写真】舞台挨拶に立った宮沢りえ、北村匠海、芳根京子、村野佑太監督
1985年に公開された、宮沢りえデビュー作の実写映画『ぼくらの七日間戦争』を原作にアニメ映画化。宮沢が演じた中山ひとみが廃工場に立てこもり大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開される。
1988年に公開された実写版『ぼくらの七日間戦争』で女優デビュー&初主演を飾り、本作で“2020年の中山ひとみ”役を演じた宮沢りえ。当時は「忘れちゃいました」としつつも、振り返った。
演技が初めだった当時、クランクインする前にキャストと二泊三日の合宿があったそう。「砂浜でエチュードみたいなことをやって。それが苦痛でいつ抜け出せるんだろう」と思っていたという。
また「演技に対する不得意感、劣等感は、今もだけど、ほかの人たちよりも演技経験が少なかった。でも沢山の方のエネルギーに押されて、できないことができていく、演じていくことの奇跡が起きたのをなんとなく覚えています。ずっと緊張していました」と振り返った。
撮影ではあざもできたが「サポーターもしないし、こうしたらケガをするのかなということも考える暇もなくて。でもすごいシーンが待っていた。映画人としていま作ろうと思ったら制約があるけど、30年前はそういうのがない。貴重な経験でした。いまの映画作りでももっと制約が無くなれば…と心から思いました」と語った。

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