表彰式に出席した長澤まさみ。カメラマンの撮影に応じる(撮影=木村武雄)

 報知新聞社主催『第44回報知映画賞』で主演女優賞を受賞した長澤まさみ。その表彰式には黒を基調にシルバーのラインが入ったエレガントなドレス姿で臨んだ。

 【写真】水着姿を披露した長澤まさみ

 式場に登場すると、カメラマンの呼びかけに一時立ち止まって撮影に応じた。親しみやすい笑顔が印象的な長澤だが、この時は微笑むような表情で風格が漂っていた。そんな表所に撮りながら背筋がピンと伸びる思いがした。

 そんな長澤も、ある人物の登場で表情が崩れる。『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』で共演した小日向文世が花束を持って駆け付けた。小日向の顔を見るなり、満面の笑顔を見せる。

 「花束を持っている自分がもらったような気分になって嬉しくなっちゃって」という小日向の言葉を笑顔で聞く長澤。小日向は長澤に「オーラ」を感じるとし、「女優としての魅力、凄さ、素晴らしさを肌でひしひしと感じています。益々大きくなって更なる高みを目指してもらいたい」と祝福した。

 長澤は『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』での演技が評価されての受賞となった。

小日向文世、長澤まさみ(撮影=木村武雄)

 スピーチでは先程までとは異なり、慎重に言葉を選びながら感謝の想いを伝え、「映画は作るのに時間がかかる大変なもの。今もこうして映画の一部になれていること、沢山の映画に携われていることに感謝し、これからも日々努力して、毎日を積み重ねていていきたい」と気を引き締めた。

 その様子はやや緊張しているようにも見えた。だが降壇の際には再び笑みを見せて小日向に手を振る無邪気な姿も見せた。品格と無邪気さが同居する、そんな人柄にこの短い時間で触れた気がした。

長澤まさみ(撮影=木村武雄)

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