新世紀ミュージック・収録レポート、折坂悠太&BEYOOOOONDSの個性滲み出る
人の心に触れる折坂悠太
初回ゲストは折坂悠太。叙情的な詞と曲で紡ぐ世界観で魅了する注目のシンガーソングライターだ。全国のCDショップ店員の投票から大賞を決める『第11回CDショップ大賞2019』(全日本CDショップ店員組合・主催)において、「素晴らしい」と認められる新人のアルバムに贈られる<青>に折坂の楽曲「平成」が選ばれている。
折坂自身は一見、寡黙のように見える人柄だが、プレイヤーとして尊敬するハマ、そして大ファンという松岡を前に気さくな表情で思いを語っているようだった。ミュージシャンからの評価が高く、宇多田ヒカルからも絶賛を受けている折坂。ハマ自身も以前から一目を置いていたという。
そんな折坂は音楽を始めるきっかけになった出来事などを明かしていくなかで、音楽への向き合い方にも言及。なかでも「歌は自分の持ち物と思っていなくて、いわゆるクラウド、共有財産だと思っている、自分も歌をアップするし、逆にインスパイアを受けることがある」「音楽は人間だと思っていて、人間が作るもの、そこに興味がある」という趣旨にハマも共感していた。
時折、笑顔がこぼれるなど、和やかな雰囲気のなかでトークは弾んだ。折坂の音楽のルーツを触れただけでなく、その人柄もにじみ出ていた。
折坂とのトークを、ハマと松岡はそれぞれ以下の通りに回想した。
ハマ「今年は折坂悠太を知らずに通れなかった音楽シーンだったので一度会ってみたいという気持ちがあった。図らずとも初回のゲストで嬉しかった。実直なイメージだったけど、チャーミングなところもあったり。活字のインタビューでは分からないところもあって。映像でしゃべる意味というのが垣間見えました」
松岡「折坂さんは日々を繊細に生きていらっしゃると思った。時にはつらい場面もあるんじゃないかと。何かを表現する人たちは常にそうだと思う。人の能力に五角形を求めがちだけど、すごく秀でていたらどこかへこんでいると思う。折坂さんがそうということではなく、そういうところも含めて包み込めるものになれたら」













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