QUEEN公認花火大会「クイーンの姿が見えるよう」音楽と花火の競演
「QUEEN SUPER FIREWORK~夜空のラプソディ~」(撮影=三上こうへい)
世界で唯一、QUEENから認められた花火大会である大阪湾水上芸術花火特別企画「QUEEN SUPER FIREWORK~夜空のラプソディ~」が11月3日(日)、大阪・舞洲スポーツアイランド太陽の広場にて開催された。
今回日本でのみ開催を許されたこの花火大会には、計19回の内閣総理大臣賞を受賞した「現代の名工」野村陽一氏をはじめ、花火競技会で数多くの受賞歴を誇る花火師たちが参加した。
約2万4千5百枚のチケットは完売し、会場では打ち上げ前よりクイーンのライブ映像やミュージックビデオが大ビジョンに映し出されるなど、QUEENのお祭りムードが漂う。
そしていよいよ日没を待ち18時より花火大会が始まった。オープニングを飾ったのは1989年リリースの「ブレイクスルー」。花火コレオグラファー大矢亮氏の演出により、メロウなイントロから疾走感あるメロディーへの展開にシンクロして見事に打ちあがり、楽曲に新しい彩を添えた。
今回、一部の楽曲には「RADIO GA GA」(1984年)、「ハンマー・トゥ・フォール」(1984年)などのライヴ・ヴァージョンも使用され、さながら野外フェスティバルの様な盛り上がりをみせた。
「トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー」(1992年)まで全12曲、約1時間に亘りクイーンの名曲を彩った花火は計1万3千発。
会場を訪れた大阪府在住の女性は「花火と共にクイーンの姿が見えるようだった」、知人とともに京都から訪れたという男性は「クイーンの音楽と日本の花火のコラボレーションが素晴らしかった」とコメント。
QUEENの音楽と花火の競演に、大いに満足した様子だった。この特別な花火大会はこの後、11月16日(土)千葉・浦安市総合公園、11月30日(土)宮崎・みやざき臨海公園多目的芝広場にて、それぞれセットリストを変え開催される。