RED WARRIORS「逃れられない宿命」完全復活で見せる“生き様”
INTERVIEW

RED WARRIORS「逃れられない宿命」完全復活で見せる“生き様”


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年10月12日

読了時間:約8分

 ロックバンドのRED WARRIORSが、ライブ『"SWINGIN´ DAZE“ 21st Centtury & The Greatest Hits』を開催する。10月12日と13日にメルパルクホール大阪、14日は千葉・舞浜アンフィシアターでおこなう。去る9月4日に6月に開催されたライブを収録した『SWINGIN' DAZE 21st CENTURY』もリリース。MusicVoiceではダイアモンド☆ユカイ、木暮”shake”武彦、小川キヨシの3人にメールインタビューを実施。(※ユカイは音声インタビュー、小川キヨシ、木暮"shake"武彦はテキストインタビュー)6月に開催された『SWINGIN' DAZE 21st CENTURY』についてや、完全復活を遂げたRED WARRIORSの変化、ライブに臨む姿勢など話を聞いた。【取材=村上順一】

30年経った今もっと面白いことができるんじゃないか

ダイアモンド☆ユカイ

――6月に開催されたライブ『SWINGIN' DAZE" 21st Century』はすごい盛り上がりのなか終了しましたが、1989年にリリースされたコンセプト・アルバム『Swingin' Daze』を再現された経緯は?

ダイアモンド☆ユカイ このアルバムを出した当時はRED WARRIORSが解散する時だったんだけど、それまでアルバム『LESSON 1』、『CASINO DRIVE』、『KING’S』でみせていたザ・ロックンロールな俺達が、いきなりコンセプトアルバムで終わってしまったので、当時の人たちも、意味があまりわからなかったんじゃないかなと思っていて。でも、30年経って『Swingin’ Daze』がコンセプト・アルバムだったんだとわかった人もいるとは思う。それで、30年経った今もっと面白いことができるんじゃないかなと思って、このアルバムをライブで再現することになったんだ。

――『Swingin' Daze』を再現されて、改めてどのような想いが生まれましたか。

木暮"shake"武彦 自分にとっては新たな音楽的冒険の始まりとなったアルバムでしたが、バンドの解散と同時期だったこともあり、理解されず、喜ばれたと言う認識もなく終わったアルバムに、30年経って新たな表現も加わって、お客さんもこの冒険を楽しんでくれて、一緒に完成させることができたのではと思っています。


――6月のライブのハイライトはどこでしたか。

ダイアモンド☆ユカイ 全てが初めてのことだったので、スタッフ一丸となって、ミュージカルをやるような感じでやたんだけど、観に来てくれたファンの人達がとても熱狂的で、アンコールが鳴り止まなくなってしまったんだよ。それでSEで「Sunday Sunshine」を最後に流したんだけど、大合唱が始まっちゃって。もしかしたらライブのハイライトはその大合唱だったんじゃないかな。

木暮"shake"武彦 初日の始まり「Dolls〜欲望のドア」と、最終日の「Golden Days」。その後の「Sunday Sunshine」の合唱かな。

――その模様を収録した音源も9月4日にリリースされました。映像ではなく音、ライブアルバムでリリースされた意図は何でしょうか。

木暮"shake"武彦 10代の頃、たくさんの洋楽のライヴアルバムを聴いて、その場で実際にステージを見たかのような素晴らしい体験をたくさんしました。映像があればきっと、もっと入りやすいし、瞬間で楽しめると思いますが、ライヴの音源は聴く人それぞれの自由な想像力が加わることによって、独自のヴィジョンが見れるし、結果、もっと大きな体験になると思ったので。

ダイアモンド☆ユカイ これはshakeがどうしてもライブアルバムを作りたいと、強い意志を持っていてね。それで自分たちもそこまで言うのなら、ライブアルバムを作ろうよとなって、作ることになったんだ。

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