マジカル・パンチライン「心を歌っている」新体制で見えてきた大きな可能性
INTERVIEW

マジカル・パンチライン「心を歌っている」新体制で見えてきた大きな可能性


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年10月09日

読了時間:約14分

「たくさん涙を流しながら」乗り越えてきた新メンバー

「もう一度」通常盤C

――以前のインタビューで、「3年のうち2年はあまりミーティングがなかった」というくだりがありましたが…。

浅野杏奈 その頃は確かにそうだったんです。

沖口優奈 コミュニケーション不足ではあったかもしれませんけど、「その頃の反省を活かして」じゃないですけど、悠華と優良里も最初は緊張しつつもいっぱい話してくれるので、4人のメンバーもそれぞれが大人になったというか、コミュニケーションはとれています。無理してというわけではなく、自然とそうなったので凄く素敵なことだと思うんです。

――すっかりメンバー6人の仲は馴染んできているのですね。さて、今回の新曲では2人の成長ぶりが表れていますか?

沖口優奈 表題曲の「もう一度」は、今までロック調かつ、歌詞の内容も「ファンの方々に届けたい」「メッセージ性が強い」というよりも、心が折れそうな人などに届けたいという曲なんです。私達がステージ上でパフォーマンスしていて、「カワイイな」とか「凄くカッコ良い曲だな」というイメージはファンの方々の感想としてあると思うんですけど、その感想よりも、もっと踏み込んだ気持ちをファンの方々に持ってもらいたいです。共感だったり、「この部分は自分に対して歌ってくれているんじゃないかな」という気持ちだったりと。一人ひとりの心に向かって歌いたいと思っているので、いままで夏を過ごしてきたこの6人だからこそ一体となって、ファンの方ひとり一人に、この「もう一度」という曲を届けたいと思っています。

――吉澤さんは「もう一度」にはどういった印象を受けましたか?

吉澤悠華 歌詞にはマイナスな気持ちのことなども書かれているんですけど、「もう一度踏ん張って頑張るぞ!」という気持ちが伝わる曲だと思います。

――それこそリーダーの言う「この部分は自分に対して歌ってくれているんじゃないかな」と思ったりしました?

吉澤悠華 私はすぐ泣いちゃうんですけど、<あの日から 止まらない涙を>とか、そう思います…振り入れの時とか何回も泣いているんです。泣きまくって、乗り越えてここまで来たんだという思いがあります!

浅野杏奈 あんまり自分で言うことでもないけどね(笑)。

沖口優奈 これが悠華の良いところなんです(笑)。

吉澤悠華 加入した日からたくさん涙を流しながら、でもここまで来たんだと!

沖口優奈 2回言ったな(笑)。

――加入から半年と少々、様々な苦難があったとのことですので素晴らしいですね。吉田さんの今作に対しての想いは?

吉田優良里 「心を歌っている」と思いました。なんて言うか、今作では誰の心の中にもあることを歌っていると感じたんです。

浅野杏奈 こういう胸にくるような、魂に響くような歌を歌っているアイドルは少ないってことだよね?

吉田優良里 そういうことです! <ああ 何回も 諦めそうになったよ そんな自分が今日も 許せないんだ>という部分、最初に仮歌を聴いたときに「自分もこういうことがあったな」と思いました。諦めないで頑張ってきました! 

――諦めそうになった時はありましたか?

吉田優良里 振り入れのときに難しい所があって、「これは自分には一生やっても無理なんじゃ…」って帰り道で思ったこともありました。でも次の日に「もしかしたら頑張ればできるかもしれない!」って練習していました。

――そのような気持ちは伝わっていましたか?

小山リーナ 感じています! 凄く一生懸命やっていたんです。

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