Pimm's、メンバーの絆が生む音楽　郡司英里沙「Pimm'sは青春ではなく人生」

私達にとっての初体験が入っている『LOVE AND PSYCHO』

――今年の夏で印象的だったフェスなどはありますか？

山口紗弥　『＠JAM EXPO2019』で立ったメインステージの横浜アリーナです！
簡単に立てる場所ではないじゃないですか。立った光景が想像できなかったステージに立つことができて本当に夢のようでした。

川崎優菜　あんまり覚えてないもんね（笑）。

山口紗弥　後から動画で観ると「これ誰？」って（笑）。

――無我夢中だったのですね。小林さんも『＠JAM』が印象的だった？

小林智絵　本当に見たことのない景色だったので！　私は二期生で７年弱ですけど、Pimm'sイチでかいステージだったので感動しました。他のアイドルさんからの評判も良くて「動画で観たよ！」って言ってくださいました。嬉しかったです。

――手応え十分だったのですね。さて、それを経ての『LOVE AND PSYCHO』リリースとなりますが、出来上がった心境は？

川崎優菜　いまのPimm'sを詰め込んだ作品で、ちょっと前の私達では出来なかったアルバムだと思います。いまだからこそ表現できた歌が入っています。色んな考えや経験があって、それを乗り越えてきたからこそ出来たアルバムです！

栗田麻理　色んな曲が入っているんです。しっとりとした「Goodboy Goodgirl」だったり、メッセージ性が強い「WE ARE」とか、リズムで楽しむような「Damage」があったりと。本当に色々入っていて、私達にとっての初体験ができて凄く楽しかったです。みんなにライブでも楽しんでもらいたいと思っています。

小林智絵　６曲が新曲なので、ファンの人はこれさえゲットすればライブで楽しめるというところもあります。

栗田麻理　ミクスチャー・ロックで売り出してからというか、まだ曲が少なくて、このアルバムで新曲が６曲増えたのでこれからライブとかでも楽しめるんじゃないかなと思います。

――推し曲はありますか？

山口紗弥　私はラップ担当なんですけど、全部のラップの印象が似ているようで違うんです。自分もレコーディングのときにどういう風に表現するかと考えながら１曲１曲挑んだので選べないですね…全部聴いて欲しいです！

――今作を聴けばPimm'sがわかる、と言っても過言ではない？

郡司英里沙　既存曲も人気曲ばかり入っているので、「これはライブでできますよ！」という曲たちなんです。

――今作はPimm'sにとって重要な一枚なのですね。前作『Human Xrossing』からの変化は？

小林智絵　新メンバーも入って、いろいろ変わりました。

郡司英里沙　『Human Xrossing』の時も既存曲が何曲か収録されていて、それで新曲が加わったアルバムだったんですけど、以前にレコーディングをしていたので、録り直しをしていなかったんです。だからミクスチャーロックになってからの新しい楽曲と古い楽曲と、ランダムに聴くとメンバー各々のスキルや曲調に大きな違いを感じます。今作は全部が新しいんです。既存曲もあるけど、しっかりミクスチャー・ロックに切り替わってからの曲なので、楽曲全部が“ミクスチャーロックのPimm's”の楽曲だから、まとまりがあるというか。

――スタイルがくっきりとしてきた？

郡司英里沙　今回はしっかりとそれが表れたと思います。Pimm'sはアイドルというカテゴリーの中で戦っていますが、アイドルだけではなくて色々な場面で挑戦させてもらえるように、色んな方々とも関わりを持たせて頂いてるんです。「うりゃおい。」はBrand New Vibeさんのカバー曲になっています。前作『Human Xrossing』収録の「99.9」もXmas Eileenさんのカバー曲なんです。今回もカバー曲が入っているというのは、色んな方々の支えがあってミクスチャー・ロックでPimm'sはいま戦えているんだという意味も込められています。