<写真>愛知・名古屋OZONで幕を開けたJASMINEのライブパーティ(1)

愛知・名古屋OZONで幕を開けたJASMINEプロデュースのライブパーティ

<ライブレポート>
 女性シンガーソングライターJASMINE(24)がプロデュースしたライブパーティ『Jas Vegas』が4月20日、愛知・名古屋OZONで幕を開けた。「女の子が輝くためのイベントにしたい」と昨年からスタートしたところ大好評で、今年3月にはパーティアルバム『Welcome to Jas Vegas』もリリース。彼女のファッションを真似たおしゃれな女子が会場いっぱいに集まった。

 アルバムのオープニング曲からスタート。スクリーンに映る映像もカラフルで、観客の掛け声も熱い『Where U @』で一気にヒートアップ。『Handz Up !』のイントロに乗せてJASMINE「最後の最後まで楽しんでいって下さい」と挨拶。ダンサーのSHIKINOとAYANOも参入しさらに加速する。

 タイトなビートにリリックがノリ、サビではハイトーンも入るアッパーな曲で、歌うのにも気合いが入りそうなダンスチューン。歌い終わると「カワイイ~」という歓声や「ジャスミーン」という男性の低音の野太い声、「おかえりー」といった温かい声が飛び交った。

 「ありがとうございます!!」と言うと、JASMINEは入り口で配られたツアーガイドの説明をし、「このJas Vegas Cityの観光のThe R!deは“みんなが騒いで盛り上がって歌って踊って”っていうエネルギーによって動く仕組みになっているので、みんなが盛り上がらないとR!deがちょっと動かなくなってしまう状況になるので、どうぞ力を貸して下さい」とトーク。

 そして最新アルバムから『Ride On』、クールなダンスの見せ場もある『HIKARI』へと展開した。

 会場がどんどん熱気で包まれていき「名古屋〜、すっごい楽しいです。どんどんどんどん新しい曲をやってるんですが、みんなついてこれてますか? 控えめにしとこうとか思わないでいいですから、常に全開できちゃって下さい」と、人気ナンバー『High Flying』へ。

 つい笑えてしまう軽快なリリックと背中を押してくれる前向きなサビとのコントラストが良く、“No No No No”の部分ではみんなで大合唱に。もはやディスコ状態だ。

 次は「最近いいことあった人、挙手!」と、観客とガールズトークへ。恋愛の話になるとみんなどんどん自ら暴露するので、止まらないほど盛り上がる。

<写真>盛り上がったJASMINEのライブパーティ初日

盛り上がったJASMINEのライブパーティ初日

 「嫉妬心と戦っている人?」と聞きながら、JASMINEの十八番で、歌っていて気持ちいいという曲を披露。ネタバレを避けるために曲名は明かさないが、続いてファン熱望のナンバーもじっくり歌い聴かせていく。彼女の情感のこもった歌は本当に惚れ惚れするほど、素晴らしい。

 後半はPANIC〜JACKPOTのコーナー。警報が鳴り、「あっ大変、悲しい曲を2曲も歌ったせいで、みんなのエネルギーが足りなくなっちゃった。どうしよう〜」と、アゲアゲのメドレーをここから大展開。

 毎回どんな曲が流れるかわからないけれど、ダンサーの振付けがとっても楽しいし、DJ TOMによるリミックスもセンス抜群。たとえ曲を知らなくてもついつい身体が動いてしまうコーナーだ。

 「みんな、週末好き?」と聞いただけで、みんな次が『Weekend High』とわかって狂喜乱舞。フロアに向かって投げられた多数のクラッカーが天井に向かって鳴らされ、そこから一気に沸点へ。

 JACKPOT後は、観客を20人ほどをステージに上げ、Jas Vegas のハイライトナンバー『#AGERU』へ。ゴキゲンなJASMINEは歌メロをアレンジして、さらにノリノリの曲へと変えていく。

 OZONにいる誰もが笑っていて、見ている人も踊っている人も踊りながら歌っている人も心底楽しんでいるのがわかる。そしてJASMINEの笑顔は本当に最高だ。歌い終わると、「この曲にはみんなの声が入っているので、曲だけじゃなくてステージも一緒にできたらなと思って、ステージに上がってもらいました」と、その理由を明かす。

 素敵なアイディアだと思った。そして「無事ミッションをコンプリートできたから」と、惜しまれながら最後の曲へ。「大事な人に思いを伝えていなかったりするけど(中略)大事な思いを大事な相手に伝えたい、そんな気持ちを込め作った」という『Dearest』を熱唱した。

 アンコールはメンバー紹介からはじまり、カッコイイ映像と併せて人気の高い2曲を歌い、最後は『Hallelujah』。中学生で教会に通ってゴスペルを歌っている時に学んだ“感謝”を意味し、“神様にだけに使える特別な言葉”をこの曲名に使った理由を説明した。

 「自分に都合のいい時だけ神様に“お願い!”と愛を向けるのではなく、ハレルヤは日々自分が感じていなくてはいけない言葉であって、神様が全てのいろいろなものや人に対して日々与えている愛に向けて、“本当にありがとう”、“この人に出会わせてくれてありがとう”といった気持ちを込めてハレルヤと言うので、最後に一緒になってその言葉を言いたいなと思いました」。

 この歌は1人でも多くの人に聴いてほしい、シングルになってほしいほどの名曲で、この説明を聞いた後での彼女の思いやり深い歌いっぷりに心が震えてしまった。

 「日常のいろんなことを忘れてJas Vegasですっごい楽しんでもらって、最後は心に残る何かを持って帰ってほしい」と、前に話していたJASMINE。このJas Vegas、1度参加したら毎回来たくなるほど、とても素敵なライブパーティとして日々進化している。大阪(4月29日)と東京(5月6日)のパーティにも参加してほしいものだ。(文・伊藤なつみ)

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