<写真>名古屋で全国ツアーファイナルを迎えたサンエル(1)

名古屋で全国ツアーファイナルを迎えたTHREE LIGHTS DOWN KINGS(AARON MASTERSON撮影)

<ライブレポート>
 エモーショナルなサウンドをベースに強烈なエレクトロ・EDM要素を融合した楽曲で人気を集めるTHREE LIGHTS DOWN KINGS(通称=サンエル)。昨年12月にソニーミュージックに移籍し、その直後に発表したフルアルバム『LiVERTY』を引っ提げて全国ツアー『LiVERTY TOUR 2014』を展開。4月19日には愛知・名古屋でファイナルを迎えた。

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<写真>名古屋で全国ツアーファイナルを迎えたサンエル(2)

AARON MASTERSON撮影

 ツアー初日の2月9日、名古屋 RAD HALL公演で「ツアーファイナルではもっと凄い景色を作れるようにツアーを回ってファイナルで名古屋に帰ってくる」と宣言していた通り、ツアー18本目にしてグランドファイナルとなった4月19日、名古屋ElectricLadyLandでのツアーファイナルは圧倒的な光景だった。

 「俺達とライブしようぜ!」超満員のオーディエンスに向かって言い放つGlielmo Ko-ichi(Vo)の言葉に大歓声で応える超満員の会場は『FIRST IMPACT』『As I’m Alive』と畳み掛けるように披露されるアップナンバーに一瞬でヒートアップ。

 アルバムでも存在感を放っていた『MONSTER DiSCO』『Welcome to Splendid Light』といったミディアムテンポで踊らせることが出来るのも今の彼らの魅力だと実感。

 その後もアルバム曲中心にフロアをTHREE LIGHTS DOWN KINGSの音世界に導いていく。「名古屋で活動してきた俺達にとってElectricLadyLandのステージは夢であり目標だった。感謝しかない。音楽、夢あるから!」と真っ直ぐ前を見つめ歌った『Everybody!! Up to You』のKo-ichiの表情は希望で満ち溢れていた。

 「ライブハウスには希望がある」「ライブハウスには無限の可能性がある」ステージ上から何度もライブハウスという言葉を投げかけるKo-ichi。彼らの代表曲ともいえる『BRAINWASH』『Dear Future…』でもライブハウスで活動を続けてきた彼らのライブへの情熱や愛情をこれでもかとオーディエンスにぶつけ、大興奮の中本編は終了。

<写真>名古屋で全国ツアーファイナルを迎えたサンエル(3)

AARON MASTERSON撮影

 「ツアーで感じたことを歌詞にしました。どうしても名古屋のみんなの前でやりたくて」とアンコールでは新曲『ONE』を披露。

 ここでメンバーから、3rdミニアルバム(タイトル未定)が7月2日にリリースされることが発表された。

 狂喜の大歓声の中初披露された『ONE』は未発表曲ながら会場から大合唱が起こり「もしかして何処かで聴いてきた?」と笑いが起きる。これも彼らの魅力のひとつだろう。「夢や希望を叶えていこうぜ」大熱狂のツアーは更なる飛躍を確信させる力強い言葉とともに幕を下ろした。

 きっとTHREE LIGHTS DOWN KINGSはまだまだ進化する。そしてもっと先の景色を見せてくれるだろう。彼らを一回りも二回りも成長させた『LiVERTY TOUR 2014』がこの先の彼らに何をもたらすのか、楽しみでならない。(文・2YOU MAGAZINE 柴山順次)

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