木川尚紀「生きていく上での一つの道」“作業着歌手”が語る演歌への想い
INTERVIEW

木川尚紀「生きていく上での一つの道」“作業着歌手”が語る演歌への想い


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年09月09日

読了時間:約10分

これから生きていく上での一つの道

木川尚紀(撮影=村上順一)

――ストレートといえば、小学生から高校生まで野球をやられていたみたいですね。

 はい、ピッチャーをやっていたんですけど、その時も変化球はあまり使わない、直球勝負のピッチャーでした。高校時代は県大会のベスト16まで行ったことがあって、企業や大学からスカウトも来ていたんですけど、やっぱり歌で頑張りたいという思いが強かったのと、試合での連投で肩と肘を壊してしまい辞めてしまいました。監督や先生から「今日大丈夫か?」と聞かれるんですけど、期待に応えたいというのがあって、「無理です」となかなか言えなかったんです…。

――そうだったんですね。歌以外ではどんなことに興味を持っていましたか。

 小学生の時から始めたギターです。独学なんですけど、家にいる時はテレビ見ながらギターを弾いていたりするくらい好きなんです。あと、ピアノも弾けます。

――どんな音楽を弾くんですか。

 ピアノだとショパンの「子犬のワルツ」とか、ギターだと初めて弾いた曲は近江俊朗さんの「湯の町エレジー」でした。あとザ・ベンチャーズと寺内タケシさんが好きなので、その曲を弾いたり、アコースティックギターだとかぐや姫さんとかフォークソングを弾いています。バンドも一回組んだ事もあるんですけど、やりたい曲の趣味が合わず、すぐに解散してしまったんですけど(笑)。

――小学生でこれもまためちゃくちゃ渋いです。ピアノはどういうきっかけだったんですか。

 ピアノは保育園の時に、教室に置いてあったものを、先生の目を盗んで弾き始めたのがきっかけです。もう、見様見真似で弾いていたので、合っているかはわからないんですけど。

――耳が良かったんですね。

 どうなんですかね? でも、音を聴けば何となくわかります。逆に楽譜がほとんど読めないんですけど。

――最後に木川さんにとって歌とはどんなものですか。

 歌とはこれから生きていく上での一つの道なんです。歌という道を進んでいく、ただそれだけですね。周りからは「歌がダメだったときの事も考えたほうが良いよ」と言われる事もあるんですけど、僕は歌がダメだったらとか考えてしまった瞬間に終わりだと思っています。後のことを考えたら、そっちに逃げればいいやと考えてしまうと思うんです。歌で頑張ると決めてから歌以外は見ていないです。

(おわり)

コンサート情報

木川尚紀 デビューコンサート ~泥だらけの勲章~

2019年12月7日(土)開場 14:30 / 開場 15:00
会場小美玉市 四季文化館みの~れ 森のホール
茨城県小美玉市部室1069番地
料金全席自由席 デビュー特別価格 500円(税込)
お問い合わせ:株式会社ヒデコプロモーション 080-1216-7097

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