東京五輪
KREVA、スポーツと音楽の融合 パラ五輪イベントで熱唱
東京パラリンピックの開催までちょうど1年となった8月25日、NHKホールで『東京2020パラリンピック1年前カウントダウンセレモニー』が開催され、KREVAがオープニングパフォーマンスをおこなった。
この日、隣接の代々木公園でボッチャ競技を体験したKREVA。イベント後の囲み取材で「音楽の力はどこまで通用できるかはわからないけど、多くの人をいっぺんに動かせることが音楽の力だと思う。スポーツしてみんなを助けることができたらいいと思いますし、そのなかに1曲でも2曲でも僕の音楽が入っていけたら」と語っていた。それから数時間後に開かれたセレモニーでKREVAは、音楽の力で人々に勇気を与えた。
薄暗くなったステージに現れたKREVAは、日本ボッチャ協会公認東京パラリンピック応援ソングにもなっている「居場所」を歌い上げる。強い思いが乗った歌詞は言霊となり、メロディの上に載って人々に伝わっていく。勇ましいその姿は、後ろから照らされる暖色のスポットライトも手伝って神々しく見えた。
間奏、ボッチャアスリートの廣瀬選手と杉村選手も加わり、ともにパフォーマンスをおこなっていく。両選手はKREVAの歌に合わせてボッチャの球を投じる。そんな2人の間に立つKREVAは腰を落として力強く歌う。音楽とスポーツが融合した感動的なステージでセレモニーの幕開けを飾った。