Novelbright「引き算も覚えた」新体制で見えてきた新たな音像と確かな自信
INTERVIEW

Novelbright「引き算も覚えた」新体制で見えてきた新たな音像と確かな自信


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年08月22日

読了時間:約13分

いままでになかったNovelbrightの楽曲

――今作『「EN.」』でみなさんの推しトラックは?

雄大 「Revive」は思い入れが強いです。歌詞はじっくり書くほうなんですけど、メロディはさっきも言ったように諦めかけたくらいで。でも、出来たメロディはびっくりするくらいしっくりきました。圭吾の家で作っていたんですけど、出来て「きたぁ!」というくらい。出来た喜びが一番大きい曲です。歌詞も自分の実体験が入っているので思い入れは強いです。

海斗 僕は「Rain Dancer」です。僕が初めて歌詞を書いた曲です。「Rain Dancer」の歌詞は、最近の若者に対してガツンと言おうと思って書きました。夢を追いかけている若者達が、夢とは別に、生活のために仕事をやっていることがあると思うんですけど。夢よりもそっちの方がしんどくて逃げてしまったり、大人達に色々言われたりしてSNSに愚痴を書いたり…という。気持ちはわからなくもないんですけど、そんなに逃げたり愚痴を言っても、「自分が変わらないと結局意味がないんじゃないか?」という内容の歌詞です。伝えたいことを素直に歌詞にできました。

――その内容は曲調にもでていますね。攻めたサウンドというか。ねぎさんの推しトラックは?

ねぎ 僕も雄大君と一緒で「Revive」です。めちゃめちゃ好きで。海斗君がデモで送ってきた段階から好きでした。僕はおばあちゃんっ子なのでそういうところも歌詞とリンクするところがあって雄大君の感情に凄く感化されるんです。一番聴いて欲しい楽曲です。

――「拝啓、親愛なる君へ」に関してはいかがでしょう?

雄大 聡ちゃんが始めに曲を作ってきてくれて、僕がメロディを乗せて作りました。「拝啓、親愛なる君へ」は、しっかりとNovelbrightらしさを残している楽曲です。前作にも通じる曲というか。「Novelbrightだわ!」という安心感もある曲です。僕らのなかでこういうテイストの曲は間違いないというか。本作ではわりと振り幅としての挑戦があって、「Rain Dancer」はめっちゃ攻めた曲で、「Heart vioce」は洋楽のサントラをイメージして作ったり、いままでになかったNovelbrightの作品が多いです。

――それでは最後に『「EN. -アンピリオド-」RELEASE ONEMAN TOUR 2019』についての意気込みをお願いします。

雄大 ワンマンライブはこれまで大阪では何度か、東京では去年初めてやったんですけど、今回のツアーでは名古屋、仙台、福岡と初めての土地もあるので、僕らにとっては大きな挑戦です。正直不安な思いもありましたが『崖っぷちどチクショー路上ライブ TOUR』もあって、死にもの狂いで全国の路上をまわった結果、自分達が思っていたよりもずっと感触が良くて。

――バンドにとっての挑戦なんですね。

雄大 仙台や福岡などの地方では2マン、3マンライブもしたことがなかったので、ワンマンの長尺で自分達を観てもらえる良い機会だと思っています。

 路上ライブではアコースティック編成なので、最近僕達を知ってくれた方はアコースティックのイメージが強いと思うのですが、ワンマンライブツアーはバンドセットで本来のNovelbrightをしっかりと見せられます。僕達はロックバンドなので、バンドセットでのライブが一番カッコいいんだというところを『「EN. -アンピリオド-」RELEASE ONEMAN TOUR 2019』でしっかりと見て頂きたいと思います!

(おわり)

作品情報

Novelbright 2ndミニアルバム
『「EN.」(アンピリオド)』
2019年9月4日リリース 2000円+税

01. Revive
02. the Eternal oath
03. ふたつの影
04. フォーリン・ヴィーナス
05. parade -Я-
06. Rain Dancer
07. Heart vioce
08. 拝啓、親愛なる君へ

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