BiS「まったく違う人生の5人が集まった」第3期メンバーの素顔とは
INTERVIEW

BiS

「まったく違う人生の5人が集まった」第3期メンバーの素顔とは


記者:小池直也

撮影:

掲載:19年08月14日

読了時間:約8分

違う人生を歩んできた5人

――5人で顔を合わせてみて思ったことなどあれば。

イトー 見事にみんな違う人生だったんだなって感じましたね。大人として扱われるので「違うから嫌い」ということにはなりませんでしたけど。

マナコ ダンスを考えるにしても、それぞれキャラクターが全然違うので「1回みんなで自分たちの話をしてみない?」とミーティングしたことがありました。そこで結構それぞれのことがわかりましたね。それまでは名前しか知りませんでしたが、そこで「一緒にやっていく」という気持ちが生まれた気がします。

チャントモンキー はじめて会う人とメンバーとしてやっていくとなると、自分をさらけ出すのにとまどいは感じました。最初は壁があったんですけど、話し合いでみんなを理解できてだんだんと信頼しあうことができてきました。

――リハーサルの様子は?

マナコ ダンス経験者はいないんですけど、13曲全部自分たちで振付をして練習しています。そうは言っても初心者なので全員でアイデアは持ち寄りながら。

イトー 1曲をみんなで分けたりすることもあります。

ネオ 私はKポップを見て、そこからアイデアを出すことが多いですね。あとは「踊ってみた」の動画を見てみんなで研究しています。

マナコ みんなでダンスのレッスン動画を見ても手と足がどう動いてるかわかりづらいんですよね。振り付けも単純になりがちなんですけど、チャントはメッセージ性のある「SURRENDER」「this is not a love song」とかを担当してくれています。

チャントモンキー 曲に意味があるのか無いのかわからない「1,2,3!!!」とかはネオがやってくれますね。

ネオ 私は歌詞の意味に関係なくつくるのが得意です。

――『Brand-new idol Society』でそれぞれ推し曲などありましたら教えてください。

トギー 「STUPiD」が好きです。歌詞は私たちのことを歌っている歌詞なんですよ。<歯切れの悪いオワリカラ/セカイノハジマリが告げられる>とか。<次こそあそこたてるかな?>は武道館のことで。自分たちがこれからどうなるのかなって楽しみになるし、テンポが速くて盛り上がる曲なので歌っていて楽しいです。初めてのレコーディングだったんですけど、プロデューサーの松隈ケンタさんが「こういう歌い方が合うんじゃない?」と言ってもらえたのでデス声にも挑戦しました。

チャントモンキー 私は「SURRENDER」が好きなんです。「不安とかさみしさとかがある葛藤のなかで勇気を持って行きたい」という内容で。<輝く空にまっすぐ 責められている>とか憧れに対する劣等感を感じるんです。うまくいかない時に感情移入できる歌詞ですね。

――レコーディングのときに印象的だった曲などあれば教えてください。

ネオ 「absolutely meeeeee!!」は可愛らしい曲なので明るく歌ってほしい、というディレクションでした。でも個人的にはそれが難しくて苦戦しましたね。結局、私は地声で歌ったんですけど勉強になった1曲です。

マナコ 松隈さんってレコーディング最中にアレンジを変えたりするんですよね。例えば「absolutely meeeeee!!」は「元のメロディじゃなくて自分の歌いやすい歌い方にしていいよ」って言われて。それで最初に私が歌ったメロディで後からみんなが録音していきました。臨機応変なところがプロだなと思いました。あとは「SURRENDER」でイトーが歌った最初のブロックをエンディングにも貼り付けよう、とその場で指示していたのが印象に残っています。「この子の声でこれを入れたらすごくいいな」と。

イトー 「歌声がエロい」とレコーディングのときに言われたんです。ぜんぜん自覚がなくて、普通に歌ってみたんですけど「イトーはエロでいくけん、とりあえず全曲エロで歌って」と指示がありました(笑)。そういう意識ができてからはセクシーなフレーズとかがあると自分が歌うかもしれないと思うようになりましたね。「ここは私が獲るんだ」という気持ちがあります。

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