BOYS AND MEN「全力が武器」名古屋からエンタメを発信する意義と地域貢献
INTERVIEW

BOYS AND MEN「全力が武器」名古屋からエンタメを発信する意義と地域貢献


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年08月12日

読了時間:約14分

 男性エンターテインメント集団BOYS AND MENが8月7日、初のナゴヤドーム単独公演の映像作品『ボイメン名古屋夢まつり ~ツッパリ町おこしお兄さん最強烈伝~atナゴヤドーム』をリリース。歌、ダンス、コントの他、様々なエンターテインメントを魅せたナゴヤドーム公演は、グループ結成当時からの夢の一つだった。ナゴヤドーム公演のエピソードからリハの裏話、名古屋への地域貢献という大きな軸、“全力が武器”という活動の詳細とグループの想いを、水野勝と本田剛文の2人に話を聞いた。【取材=平吉賢治/撮影=木村陽仁】

グループ史上最大級ライブ・ナゴヤドーム公演

――Blu-ray&DVD『ボイメン名古屋夢まつり ~ツッパリ町おこしお兄さん最強烈伝~ atナゴヤドーム -』では1月14日におこなわれたナゴヤドームライブが映像でたっぷりと堪能できますね。

水野勝 3時間半は過去最長でした。曲数も過去最多のライブだったのでハードでしたけど、いままでの曲で久しぶりに歌う曲もあったので、これまでの活動を思い出しながらステージから発信した感じでした。

水野勝

――グループ史上最大級となったライブ、熱量はいかがでしたか?

本田剛文 僕らは名古屋が地元のチームなので、ナゴヤドームというのは憧れの舞台でした。応援してくれているファンのみなさまも共鳴して同じように夢を見ててくれたので、僕ら自身も凄く熱くなりました。ファンのみなさんも「ついにナゴヤドームだ!」という目で観てくれている空気をステージの上から感じました。

――ライブでは歌やダンス、コント、他にも盛りだくさんの内容ですね。切り替えが難しいと感じたりはしませんか?

水野勝 僕らはコント番組を名古屋でやっていたので、切り替えが大変というのはあまりなかったです。でも、2万人、3万人近いお客さんの前でのコントは初めてだったので、会場の大きさで声が届くまで時間がかかるという部分では不安がありました。

――広いから音が遅れてお客さんに届くと。

水野勝 何かを言ってお客さんに声が届くまで若干の間があるんです。お客さんが笑っているときにもう一言足しちゃうと、それが聞こえなくなったりして。あんな恰好をしながらもそこは気をつけていました(笑)。

――ドームでのリハーサルはどのように?

水野勝 前々日に一日貸して頂きまして。あのときは中継も入っていたのでカメラ位置なども含めてやっていました。

――ナゴヤドームの音の反響は相当大きいと思いますが、どういった対策を?

本田剛文 結局イヤーモニターをつけないとどうにもならなくて。ライブ自体は大丈夫なんですけど、コントはお客さんのリアクションをしっかり聞く必要があるので、難しかったです。

本田剛文

水野勝 あと、カメラでちゃんと抜いてもらわないと、肉眼では見られない距離でもあるので。

本田剛文 ありがたいことにカメラの台数が多かったので、「このセリフはあっちのカメラです」とか、そういうのが決まっていたんです。

――それまでの経験がないとできないことだったのですね。

水野勝 そうですね。番組とかでやらせて頂いていたので、「ここはこうで」というのがわかっていたのでパニックにはならなかったです。

――そういえば「地域に根付いたグループ」という内容がとある記事でも紹介されていました。

本田剛文 もうありがたいし感慨深いです…。

水野勝 みなさん「凄いですね」って言ってくれるんですけど、「まだそんなに凄くない」という感じもあって。ナゴヤドームでやったら凄いかというと、僕らはそういう感じではないし。やったあとの心境としては全く変わっていないんです。

――あれだけの規模でライブを成功しても心境は変わらない?

本田剛文 全然変わっていないですね。ナゴヤドームの音漏れを聴きに来くる人が集まったというほどでもないので。ナゴヤドームはもう一度立ちたいですし。紅白歌合戦とかも含めて、「あれも目標、これも目標」と、それが尽きないから気持ち的には変わらないんです。

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