ナニワの天才ウクレレ少年・近藤利樹、夢はブルーノ・マーズとの共演
INTERVIEW

ナニワの天才ウクレレ少年・近藤利樹、夢はブルーノ・マーズとの共演


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年08月03日

読了時間:約12分

 若干12歳のウクレレプレイヤーである近藤利樹が7月28日、『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』に12歳にして史上最年少での出演を果たした。7歳からウクレレを始め、9歳で『Sonic Academy(ソニアカ) Fes 2016 ウクレレコンテスト』で優勝、2018年7月にメジャーデビュー。多くのメディアでも取り上げられ天才ウクレレ少年として話題となっている。インタビューではウクレレとの出会いから、ウクレレの新たな可能性を感じさせる2カ月連続配信リリース曲「VOLARE」(6月15日配信)と「SUNNY SIDE」(7/17配信)の演奏解説、さらに、世界的ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロとのエピソードやこれからチャレンジしたいことなど近藤に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

ウクレレが光って見えた

『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』

――『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』の最終日に出演されたんですよね。決まったと知った時はどんな感じでした?

 『フジロック』のことはもちろん名前は知っていました。凄い方達が出演されるフェスなのでとても楽しみにしていました。

――フジロックに出演した感想をお聞かせください。

演奏を始めたらどんどんお客さんが集まってきてくれて、今回のフジロックでは「VOLARE 」をお客さんに一緒に歌ってもらうのを目標にしてたんですけど、沢山の方が一緒に歌ってくれてめっちゃ嬉しかったです。あと、出演が終わってから色んなステージを観にいったのですが、人が多くてびっくりしました。(笑)

――トップアーティストの方たちの中で爪痕を残したんですね。。近藤さんのウクレレとの出会いからお聞きしたいのですが、どのようなものだったのでしょうか。

 7歳の時にウクレレを始めたんですけど、最初の出会いは家族で行ったコストコなんです。そこにウクレレが置いてあって、そのウクレレが光って見えたんです。それは神様が「ウクレレを弾け」と言ってるんじゃないかなと思いました。

――それはきっと神の思し召しですよ。

 それで、母にウクレレが欲しいとお願いしたんですけど、買ってくれなくて…。でも、その半年後に父の友人が買ってくれたんです!

――最初のウクレレはどんなものでした。

 しっかり木で出来ているウクレレでした。ウクレレっておもちゃみたいなものから、本格的なものまですごく幅広いんですよ。

――入門用としては良いものを買ってもらったんですね。そこから独学で練習して?

 最初は適当にジャカジャカ弾いていただけだったんですけど、そのウクレレに教則DVDが付いていたので、それをまず観て練習していました。それからヤマハのスクールに通って教えて頂くようになりました。

――1日何時間くらい練習していたんですか。

 けっこう日によって差があるんですけど、始めた時は1時間から2時間くらいだったと思います。だんだん弾く時間も長くなっていって4時間とか弾いていた日もありました。

――スクールで習い始めた時はどのくらいのレベルだったんですか。

 右手はけっこう動いていたと思うんですけど、左手は全然何も押さえられない感じでした。

――そこからメキメキと上達されたんですね。プロを意識されたのはいつ頃でしたか。

 プロへの意識はあまりしていなかったです。でも、メジャーデビューが決まってから、僕のウクレレを聴いて頂く方たちを「楽しませたい」という思いが強くなったんです。

――楽しませるためにどのような事をやっているんですか。

 今は演奏ももちろんなのですが、MCに力を入れています。ライブの本番までに1時間ぐらいあるんですけど、その間ずっとMCを考えています。まだアドリブで話すのは難しいんです…。

――楽器もそうだと思うんですけど、喋るのもアドリブは、なかなか難しいですよね。

 そうなんです。名古屋でライブをした時などは手羽先を食べたこととか話したりして。ライブではその土地に関することや経験したことを話す事が多いです。

――そういえば、今年中学生になったわけですが、学業とミュージシャンとの両立は大変じゃないですか。

 大変ではあるんですけど、ちゃんと友達と遊んだりもしています!

――勉強の方は?

 勉強は頑張ります(笑)。この前の中間試験は英語の点数が自分が思っていたよりも良かったので嬉しかったです。

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