石崎ひゅーい、菅田将暉は「日常を宝物にする天才」 2人で弾き語り「感慨深い」
山田健人氏、石崎ひゅーい、菅田将暉
菅田将暉、石崎ひゅーいが10日、都内でおこなわれた、ショートフィルム『クローバー』のトーク&特別上映会に出席した。菅田が初めて監督を務めた映像作品。主題歌に起用された同名曲は2年前に、公私ともに仲が良い石崎が作詞・作曲したものだという。こうして時を経てショートフィルムとして劇場上演されることに菅田は「整理がついてない」と驚きを隠せない様子だった。この日は菅田と石崎が同曲を弾き語り。演奏を終えた菅田は「感慨深い」と感動していた。なお、ショートフィルムの監督補佐を務めた山田健人氏も登壇した。
ショートフィルム『クローバー』は、菅田が初めて監督を務めた映像作品。主題歌に使用されている、石崎が作詞・作曲した同名楽曲のメッセージを菅田が汲み取り、自らが企画・プロデュースし、全47分にもおよぶオリジナルストーリーとして制作した。10日発売の2ndアルバム『LOVE』初回生産限定盤に収録されている。
この日、たまたま一緒になったというつなぎのファッションで登場した菅田と石崎。劇場公開されることに菅田は「なんでこんなことになったんだろうという気持ちがあって。あの時、ひゅーい君が書いた『クローバー』であいさつをするのは、整理がついてない。俺らは面白いですよ。好きなことをやらせて頂いて、なんか観てもらってもいいのかなという感じがありました」と語れば、石崎も「エレジー」を制作した2年前の頃にあった曲だったとし、「菅田くんに初めて聴いてもらった曲が『クローバー』なんですよ。まさか、渋谷のスタジオでね。こんなことにも思いもよらなくて、今も不思議な気持ち」と驚きをみせた。
「キスだけで」MVも手掛けている山田氏は今回、監督補佐を務めた。当初は5分程度のものだったようだが「すごいボリュームになったという印象です」と驚いた。
アルバムの発売日でもあったこの日。その前日、渋谷のタワーレコードで自身の作品を買ったという菅田。「フライングゲットしてきました。ひゅーいくんを筆頭に、プライベートの付き合いから発展というか。出逢いでアルバムが出来たりもしたので、発売される瞬間を見たいなと思っていたので見れて良かった。並んでいるお客さんやポップを書いてくれた従業員の方とか、ちゃんと自分で見ることが大事というか、ぬくもりを感じられて、曲を聴いて下さった方の反応があってありがたい」と語った。
菅田にとってアルバムは、どう出逢い曲が生まれるかがカギだという。菅田は「僕らのまわりはこういうものなんですよ。地味で、小汚くて、事件も起こらないし、でもちょっとしたことでの出会いや気づきによっていつもと違うやる気が入ったり。そんなことをやりたかった。そういうアルバムなので『LOVE』にしました」と込めた思いを述べた。石崎も「日常を映しているだけだから。曲を作っているのはあんな感じだもん」と述べた。
菅田は、この作品を表現した石崎のコメントが良かったその一文を引き合いに「この日常を忘れたくないから残したいと思って、だちとももともと映像作品も撮りたいねとも言っていて。それがエンターテインメントとして人様にお見せした瞬間に1000人でも100人でもうち1人でもその人のちょっとした何かに変わればいいなと、それが良くて」と語った。
一方の石崎は菅田の印象を「菅田くんは何にもない日常を宝物にする天才」と称えると、菅田は「俺の日々が非日常だと思う。それはお芝居だから」と述べた。
また、ショートフィルム『クローバー』について、菅田は当時書いた2枚のプロット版を取り出し「このプロットから作るんだから監督はすごいよね」と映画監督のすごさを実感。一方の山田氏は菅田の監督ぷりを「判断は早い」と称えた。
その作品では、太賀演じる、サラリーマンとして日々を送るヨリトモを軸に展開。上司や友人に貰ったプレゼントをきっかけに、身の回りのものを大事にすることの大切さを知るという物語で、一つ一つを愛し続けることで自分の愛したものや人で日々が彩っていくことを何気ない日常のなに描き伝えてる。
菅田は、太賀について「普通に役者として好きな同世代。作品を観るたびにすごいなと。その太賀からセリフを奪い、動きを奪うとこういうことになるんだろうなと思って。俺は、何かに集中している横顔が好きなんだと思う」と述べた。
台本はあるものの、自由な演技を求めたという菅田。「ポイントでこれやってとか、これを言ってという爆弾を渡していつ放り投げるかはその人のタイミングで。例えば『あいみょん』というセリフもアドリブ」と明かした。
この日はその「クローバー」を2人で弾き語り。熱を込めて歌った菅田は「こうエモーショナルになるとはね。感慨深い」と公の場では久しぶりとなった2人での生演奏を喜んでいた。

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