中村雅俊、元付き人・小日向文世との初“共演”に感激 借りパク疑惑にも言及
『サンセット・サンライズ』初日舞台挨拶
菅田将暉、井上真央、中村雅俊、三宅健、岸善幸監督、宮藤官九郎が先日、都内で行われた映画『サンセット・サンライズ』初日舞台挨拶に登壇した。中村雅俊は元付き人だった小日向文世との共演に感激の様子だった。
本作は、都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流や人々の力強さ、温かさをユーモアに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合うヒューマン・コメディ。
菅田と中村は本作が初共演。菅田は「現場で中村さんと最初にお芝居したのが、僕(晋作)が家を借りることになって、電話がかかってきて、電話に出たら遠くに中村さんと井上さんが双眼鏡を持ちながらこっちを⾒ているというシーンでした。現場でも本当に遠くに(中村さんが)見えたんですけど、(指と指を狭むポーズをしながら)こんなんで(笑)。<小っちゃい中村さん>を覚えています」と懐かしそうに述懐。
この言葉に中村も「俺も<小っちゃい菅田くん>を覚えてます(笑)。その時、菅田くんを初めて⾒ました。それまで会ったこともないので『これが菅田か…』と思って見ていました」と振り返った。
中村は、デビューから半世紀以上を経て、地元・宮城県で撮影。初めて宮城弁のセリフをしゃべることになった。また、共に演じるシーンはなかったものの、かつて中村の付き人を務めていた小日向文世と、初めて同じ作品に出演。
中村は「エンドロールで、名前が並んで出てくるのは初めて。特別な思いでした。すごく嬉しくて、最後のタイトルを見た時『あぁ、小日向と俺が映ってる…』と」と感慨深げに語り、会場は温かい拍手に包まれた。
そんななか菅田が「小日向さんが中村さんに『つなぎを借りパクされた』と楽しそうに話してました」と振ると、中村は「もう40何年前の話(笑)。あいつが、デカいつなぎを着てて、それがすごく良いんですよ。『小日向、それちょっと貸してよ』って言って、そのまま何かの番組に出て、返さずにいたら何十年も経っていて。『雅俊さん、あれ、どうしました?』って聞くから『あんなのどこ⾏ったか知らねぇよ』って言ったら『ひどい︕』って(笑)」と明かし、再び会場は笑いに包まれていた。
- 1
- 2