森山直太朗は孤高の人?知られざる素顔に迫る
孤高の人?上がり症!? 学生気分のまま?まだ生まれていない!? 森山直太朗の知られざる素顔に迫るライブ&ドキュメント番組がWOWOWされる
ミリオンセラーとなった名曲『さくら(独唱)』のリリースから12周年の春を迎える森山直太朗。2013~14年ツアー『自由の限界』の最終公演(2月16日、東京・NHKホール)の模様が4月13日午後9時からWOWOWで放送される。
数々のCMやドラマなどに楽曲を提供しながら、シンガソングライターとして自分の音楽を貫いてきた森山。番組では、ツアー最終日に突如発表された謎の新作「小さなボストンバック」の製作過程に迫るドキュメントも併せて届ける。
今回番組スタッフは、ツアーを終えリラックスした雰囲気の中、森山に話を聞いた。森山は、歌詞の共作者である詩人・御徒町凧とのコラボレーションについて、コンサートの舞台裏についてなど、ざっくばらんに語っている。
森山「今回、WOWOWに撮ってもらったライブ映像を見て、ステージで歌う自分は思ったより余裕ないんだなということに気づきました。そう、僕はいつも自分が作った曲に振り回されているんですね。でも、もともと受け身の気質だから、コンサートではそうやって追い込まれている様子をみなさんに見てもらうというのが面白いのかもしれません。ヒーヒー言いながら熱いおでんを食べている人を見るのと同じように(笑)」。
他にも「モラトリアムで学生気分が抜けないというのが僕のストロングポイントなんです」「人間の絆というテーマを表面的に歌うとむず痒いものになってしまう」など、矛盾するようで奥の深い言葉がいくつも彼の口から語られる。
「物事を逆さから見る視点は常に大事にしていますね。そうでないと、音楽活動をする中で自分が止まってしまうんじゃないかという危機感もあるんです。だから、曲を聴いて感情移入できるのは素晴らしいことだけど、それだけじゃなく『拒絶したい、遠ざけたい』というような反応も大事。歌に感動するのも違和感や不快感を抱くのも同じぐらい価値があることじゃないかと思いながら、今は曲を作り続けています」。
メジャーデビューから12年、森山直太朗のこれまで明かされなかった心情が見えてくる。ファンならずとも必見のライブ&ドキュメント番組になりそうだ。