ライブが今一番大切な場所になっている
――今のTPDはどういった活動をメインに考えているのでしょうか。
高嶋菜七 今は個々の活動が増えていて、去年から個々が輝けるように頑張りたい、6人が集まったときに、「もっと大きな輝きになりたい」と言ってきていたので、それが徐々にその子にあった道が開けつつあります。その中でライブという私達が戻ってくる場所があって、ファンの方たちと楽しい空間を作っていく、ライブが今一番大切な場所になっています。特典会や撮影会ももちろんそうです。「SHOWROOM」などで個々で配信したりもしているんですけど、地道な活動も大事だと思っていて、そこにも力を入れています。
――ライブの変化は?
櫻井紗季 以前はアグレッシブな曲を詰め込んでいた感じでしたが、最近は可愛い曲も増えてきたので、そういった曲をブロック毎にまとめていたり、ダンスサミットなので、ノンストップというところは変わらないのですが、流れに変化はあります。
脇あかり セットリストも一回通してやってみて、そこで話し合って変えたりもするんですけど、それは6人になってから変わったところだと思います。自分たちの意見も反映してもらいつつ作り上げています。
――個性といえば今回、ジャケットもそれぞれをフィーチャーした期間生産限定メンバー盤もリリースされます。
高嶋菜七 これは初めての試みです。メンバーカラーで、雑誌の切り抜きのような、コラージュをイメージしたジャケットになっています。シールを手帳にペタペタ貼っていったようなおもちゃ感覚もあるので、それにあった衣装にもなっています。MVの方はまたテーマが違うんですけど、90年代のアメリカ映画というイメージの衣装で撮影しました。
――いろんな皆さんが見れるということですね。さて、カップリングの「Starship Flight」はソウルミュージックを感じさせる音に仕上がっていますね。
高嶋菜七 最初に聴いたときは懐かしさもありました。今作はCDデビューから5周年のアニバーサリーシングルということもあって、これまでのシングルの歌詞や想いを汲み取った作品になっています。TPDの恋愛ソングとも取れるし、応援ソングにも取れる、それぞれの聴き方が出来る楽曲になっていて、私たちからファンのみなさんへの思いでもあるので感慨深い曲になったと思います。
櫻井紗季 この曲はクールで格好良いなと思いました。この曲はダンスパートが多いんですけど、サビに向かって勢いのあるダンスで、メンバーみんな苦戦しました。まだ、皆さんには振り付けは公開出来ていないんですけど、どんな反応をしてもらえるか楽しみなんです。
――振り付けにはおなじみの林 希さんですね。
高嶋菜七 そうなんです。手と足がそれぞれの動きがあって難しいんです。
脇あかり この曲はペアダンスが見どころになります。皆さんと一緒にやる感じというよりは、魅せるパフォーマンスになると思います。
――「Starship Flight」のフレーズでお気に入りはありますか。
脇あかり 私のパートではないんですけど、<現地集合ねターミナル どんな瞬間も歌になる>とか、韻を踏んでいるところがあるんですけど、聴いていて心地良いなと思いました。最初の第一印象よりもレコーディングしてから、さらに良いなあと感じられた曲なんです。
――レコーディングのやり方は過去と比べると変化したところはありますか。
高嶋菜七 ディレクターさんによって方法は変わるので、その時によって変わります。ただ、全員がまずは全部通して歌うというのは変わっていないです。そこから、誰が一番適しているかを決めて頂きます。
――大変そうですけど、その方法が一番確実ですよね。さて、初回生産限定盤A・Bには赤の流星の「Into The Night ~夜に落ちて~」が収録されていますが、また今までにはない感じに仕上がりましたね。
脇あかり 確かに今までの赤の流星にはない感じになっていて、ちょっと背伸びをした大人な歌詞になっています。ダンスではコンテンポラリーダンスに挑戦していて、星来ちゃんが歌っているときには私が感情的な部分を表現しているので、注目して頂けたら嬉しいです。<あなたが大人すぎるの 離れたくない>というフレーズが特に印象的で好きです。なので、この曲は大人の男性をイメージしてやっています。
――コンテンポラリーダンスは楽しみですね。最後に今のTPDを一言で表すならどんな言葉が合いますか。
高嶋菜七 前回は「勇猛精進」と答えさせて頂いて、今もそれを胸に刻んで進んでいます。先程も話しましたが、TPDはさらに個性を磨いていかないといけないなと思っています。というのもまだ世間に私達のことが知られていないんです。なので、もっと世の中に出ていかなければいけない、それにはキャラ立ちがまだまだなので、“SUPER DUPER”な存在になれるように、個性をピカピカと磨いていきたいです!
(おわり)