音楽
THE BOOMが年内解散、25周年を前に「やり尽くした」
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THE BOOMの公式サイトに掲載された解散文

THE BOOMの公式サイトに掲載された解散文
THE BOOMが3月31日、解散することを発表した。「流行に流されることなく、新しい普遍的な音楽を探し求め――歩んできた」と始まる解散文には、5月21日のデビュー25周年を前にして「4人でやれる事、やるべき事は全てやり尽くしたのではないか、という思いが心を支配するようになった」と、解散を決定付けた思いが綴られている。
活動は今年12月をもって終える。メンバーは「多くの方々の応援、ご協力があってここまで歩いてくることができました。心より感謝申し上げます」とファンに伝え、「たくさんの、本当にたくさんの愛とぬくもりに包まれ、僕たちは日本一幸せなロックバンドでした」と結んだ。
THE BOOMは、宮沢和史(ボーカル・ギター)、小林孝至(ギター)、山川浩正(ベース)、栃木孝夫(ドラムス)の4人ロックバンドとして1989年にデビュー。1992年にリリースされた沖縄民謡の香りを放つ『島唄』は、沖縄ブームにのって人気を集め、彼らの代名詞とも呼ばれるまでのヒット曲となった。
1997年には活動を一時休止するも99年には再開。同年5月21日には日本武道館でデビュー10周年記念ライブを開いた。その後もライブや新譜活動などに精を上げ、2006年にはこれらの活動が認められ、中学校英語教科書に『島唄』が採用された。しかし、昨年11月、ボーカルの宮沢が「頸椎症性神経根症」を患い4カ月の活動休止を余儀なくされていた。

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