現在のキャリアで新たな可能性を見つけた驚き、そして今後
――最初のソロライブ以降、毎年スケジュールの隙間を縫うように、ソロライブをやられるようになりましたね。改めて本田さんのキャリアの中で、こういったジャンルに自分の触手が向くというのは、どんな気持ちでしょう?
まあ年齢のことはちょっとわからないですけど(笑)。でも自分の同世代の人やちょっと上の世代の方は、まだ全然現役の方が多いし、まだバリバリにやっていらっしゃいますから…。
――確かに。でもプレーはするかもしれないですけど、新しいことにチャレンジするのはなかなかハードルが高いところでもあるかと思うのですが。
まあ最初は、幸い逆にこういうことをやっていなかったことで、たまっていたアイデアみたいなものがあったようでもあるので、なんか割とスムーズに、特に悩みもせず行きましたね。だからまあ、これからいろいろ悩むと思いますが(笑)
――ではとにかく一枚目のアルバムという意味だと、いろんな、今できるところで、できるだけ横の幅を広げるというイメージだったというイメージなのでしょうかね。ソロとしてやれた、やってきた内容として、という感じで。
そうですね。『Effectric Guitar』という名前からくるイメージもそうだと思うんですけど、万華鏡みたいな感じで音が変わるというイメージなので、曲調も少しバリエーションが少しあったほうが面白いかな、と。
――万華鏡、って素敵な表現ですね。私個人としては、たとえば“ディストーション”というエフェクターの名前だけだと“歪む”くらいのイメージしかありませんが(笑)、その微妙な音変化それぞれにいろんなカラーがあるというイメージですね。もし2枚目を作る機会があるとしたらいかがでしょう? どんな作品を目指すとか、何かご希望はありますか?
そうですね…まあいろんなご意見もいただくし、まずは、僕はこれを名刺代わりのものという形で今思うものを出していますが、ここから僕はライブもやるし、反応を見て”こういうのがすごく良かった””これが気に入った”というものをフィードバックしていくと思うので、ではそこをもっと強くしたものを作ってみよう、とか考えたりすると思います。また、他には今回のこれになかった曲層のものを作ってみたいという思いがあります。まあ今回のアルバムにあるネタは、そうそうは使えないですよね…(笑)
――大分ハードルも上がりますね。
でも楽しんでいきたいですね。あとはせっかくインストなので、日本だけじゃなくいろんな国の人にも、聴いてほしい。そんな活動もしていきたいなと思います。
――意欲的ですねでは、今後はソロ活動という部分が、ご自身の活動範囲の中でも、大きくなるということになるかと思います。また、今回はゴールデンウィークから始まるツアーもあり、6月15日にはホールでのライブもありますが…。
6月15日のステージは、ツアー途中の中締めみたいな感じです。一応その後もまだ続くと考えています。ただこのステージはバンドが入る形なので、実際にはツアーとは別シリーズみたいな恰好のイメージで考えています。
――ツアー自体に対して、なにか趣向を凝らしたりすることは考えられていたのでしょうか?
いや~まずこのアルバムを聴いてくれた人がライブを聴きに来てくれる、という状態が初めてなので。今までは何も予備情報がないままに、お客さんがみんな見てくれるという状態でしたが、今回は興味を持ってアルバムを聴いて、その上でライブを聴きに来ていただける方もいるだろうし、終わってから“良かったので買って帰ろう”と考える方もいると思うので、ようやく普通の状態になりました(笑)
――それはそれで、また緊張感もありますよね。
だからステージに向けてのハードルはより上がっています(笑)。これを聴いて来られる方のためには、音源と遜色のないプレーをしなければならないし。
――6月15日の、ホールのライブのほうはいかがでしょう?
本当に大きないい会場でやれるということもありますし、ホールなのでバンドでやりたいと思っています。このアルバムのレコーディングメンバーと一緒で、トリオ形態でおこないます。結構アレンジは変わると思うし、僕も楽しみです。
――なるほど。では最後に一言のメッセージをお願いします。今回はソロアルバムもリリースしましたし、令和にもなりましたし(笑)
今回は「平成最後のソロアルバム」ですが、「令和最初のギターソロアルバム」が2枚目として出せたらいいな、と(笑)。でもまずはようやくほかの方、ソロアーティストの方と同じ位置に立てたので嬉しくてしょうがないんです。だからもうとにかく“聴いてください!”って言いたくて。もちろん好き嫌いもあると思うけど、まずそれはさておき聴いてもらえれば嬉しいです、ポップにもできていますし。あと、6月のライブにもぜひ来てください!(笑)
(おわり)
ライブ情報
本田毅 ソロデビューアルバム「Effectric Guitar」発売記念ライブ
TAKESHI HONDA solo act “Effectric Guitar scape ZERO Band style ”
【日 時】2019年6月15日(土)開場 16:00 / 開演 17:00 (ロビー開場 15:30)
【会 場】全労済ホール/スペース・ゼロ
【料 金】前売:6,000円 / 当日:6,500円 税込・全席指定
【主 催】Goodstock Tokyo / キャピタルヴィレッジ
【共 催】全労済ホール/スペース・ゼロ
【協 賛】フェルナンデス/ピープロジェクト/ケイズギターワークス
【協 力】テイチクエンタテインメント
【問合せ】キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999 (平日11:00~18:00)
プレイガイド販売中
チケットぴあ(Pコード:138-901) 0570-02-9999 http://t.pia.jp/
ローソンチケット(Lコード:76211)0570-084-003 http://l-tike.com/
イープラス http://eplus.jp/
CNプレイガイド 0570-08-9999 http://www.cnplayguide.com/
キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999 http://www.capital-village.co.jp/
スペース・ゼロチケットデスク http://www.spacezero.co.jp/ticket/
GITANE 20th Anniversary LIVE 2019『Defragmentation』
会場:東京 表参道GROUND
日程:2019年7月20日(土)
時間:開場 17:30 / 開演 18:00
料金:前売り 5,500円 / 当日 6,000円(税込・ドリンク代別)
席種:スタンディング
チケット一般発売:→2019年5月11日(土)より開始
※ 未就学児入場不可
ローソンチケット/チケットぴあ
問:ネクストロード / 03-5114-7444 (14:00~18:00)
会場:大阪 ROCKTOWN
日程:2019年7月27日(土)
時間:開場 17:30 / 開演 18:00
料金:前売り 5,500円 / 当日 6,000円(税込・ドリンク代別)
席種:スタンディング
チケット一般発売:→2019年5月11日(土)より開始
※ 未就学児入場不可
ローソンチケット/チケットぴあ
問:ROCKTOWN / 06-6632-6900
Total Information:GITANE Official Web Site https://www.gitane.org/