本田毅率いるfringe tritone

本田毅率いるfringe tritone

 ロックバンド・PERSONZのメンバーとして、80年代J-POPシーンを駆け抜け、さらに独特のイマジネーションで自身の音楽スタイルを確立したギタリスト、本田毅。彼のバンド・fringe tritoneが12月17日に、ニューアルバム『Songscape』をリリースする。

 fringe tritoneは本田毅の実弟であるベースの本田聡、さらにボーカルの斉藤洋、ドラムの斉藤篤生と、2組の兄弟からなる4人組ロックバンド。2002年に結成、これまで8枚のアルバムと5枚のシングルをリリース、地道な活動を続けてきたが、2013年のライブを最後に、一時活動休止に。そして今年1月より、その活動を再開した。

 バンドは本田毅のセンスを生かし、バンド名にもある“tritone”(三全音)のどこにも落ち着こうとしない刺激的なサウンドを要所にちりばめた、独自のロックを展開。

本田聡と斉藤篤生の強固なリズム隊、エモーショナルかつサウンドに一本筋を通すような強さを持つ斉藤洋のボーカルと、色彩感豊かな個性を放ち、ロックという本質を保ちながらも、保守的な様式を破壊せんとばかりに、意欲的に新たなサウンドに挑戦し続けている。

 そんな彼らがリリースする今回のアルバムは、タイトル付けされている『Songscape』が表わす通り、まるで歌から様々な風景が見えてくるかのようだ。

もちろん本田毅ならではのセンスあふれるギターサウンドも満載、往年のファンにも「待っていました」といえるサウンドにあふれており、初めて耳にするリスナーに対しても十分アピールするほどの新鮮なビートとハーモニーを聴かせてくれるだろう。

 さらに本格的な始動を宣言すべく、リリース日当日には東京のライブハウス表参道GROUNDで、フリーライブを開催する予定となっている。

2016年はその歩みを再開する宣言の年になったが、年末のこの時期のリリース、そしてフリーライブは、来たるべき新たな年に向けての、本格的な活動を宣言するものといえる。

 年明けより強力なスタートダッシュが期待できるfringe tritoneだが、ライブ会場ではその快進撃に向けての意気込みや思いなども見られるかもしれない、まさにプレミアムなライブになることだろう。ちょっとでも気になった人は、行かないと後悔してしまう可能性もある。(文・桂 伸也)

作品情報

fringe tritone「Songscape」

fringe tritone「Songscape」

fringe tritone『Songscape』
製品番号:BITH-015
形態:6曲入りMini Album
価格:2,200円(税込)
発売日:2016.12.17
JANコード:4589741090014

収録曲
01. サーチライト
02. sunrise
03. my sleazy candy
04. moonshine
05. Stifling Speed
06. トライアングル

ライブ情報

fringe tritone アルバムリリース記念フリーライブ ~ Stand Loud GROUND ~
場所:表参道 GROUND( http://www.omotesando-ground.jp )
日程:2016年12月17日(土)
時間:Open 12:00/Start 13:00
問合:GROUND 03ー5772ー8566
※注意 当日のライブ観覧はフリー(無料)だが、入場時に1人ずつドリンク代(1drink500円)が必要となる。また、当日の来場人数によっては入場規制することがある。
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