ゑんら「これからも貪欲にやっていきたい」1万枚チャレンジに込めた想い
INTERVIEW

ゑんら「これからも貪欲にやっていきたい」1万枚チャレンジに込めた想い


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年04月24日

読了時間:約16分

ゑんらはこれからも貪欲にやっていきたい

ゑんら

――さて、カップリングにはきららさんが作詞に挑戦した「つぼみ」が収録されています。この前のワンマンでも披露されていましたね。

滝口きらら 初めて作詞させていただきました。前回のインタビューの時に作詞していると話していた時に出来ていて。今回は詞先で曲を付けていただきました。手順がよくわからなかったので「お願いします!」といって渡しちゃったんです。

――割と詞先は珍しいですよね。タイトルはどのような意味で付けられたんですか。

滝口きらら 私は“咲けないつぼみ”というのを表現したかったんです。ポジティブに見られがちなんですけど、実はネガティブなところもあって…。メンバーの中では一番ネガティブだと思うんです。それを詞に落とし込んだんです。ソロ曲で発表している曲で作詞したものもあるんですけど、これが最初に書いた歌詞なんです。自分が書いた歌詞がCDになるなんて考えてもいなかったので嬉しいです。

――ネガティブというのは意外でした。

滝口きらら でも、曲調が明るいのでそんなに暗さは感じさせないと思います。ファンの方からも「きらららしさが出てる」と言ってもらえて。この詩は私の中に留めておこうと思っていました。ひかりちゃんにだけ詞が出来たと自慢していたんですけど(笑)。みさみさは歌詞を書いてるから恥ずかしくて送れなくて。

木乃伊みさと 作詞の話になった時、ひかりちゃんからLINEで「ゑんらっぽいから送るね」と送られてきて(笑)。 最初見た時にがむしゃらな感じもあって、きらららしさが出た良い歌詞だなと思いました。

滝口きらら 一応、みさみさに送っても良いか許可は取られたんですけど、めっちゃ恥ずかしかったです(笑)。

――私は初めて書いた歌詞としては攻めてるなと感じました。おそらく同じ言葉をこんなに連呼する感じに書けないと思うんです。

滝口きらら <叫べ>とかの連呼しているのは曲になると分かって、後からそうしたんですけど、同じ言葉を繰り返した方が耳に残るかなと思ったからなんです。

――インパクトありますよね。ご自身で特に気に入っているところは?

滝口きらら <この世に存在したくはない この世で生きていきたいの>というところです。今私は芸能界にいるわけなんですけど、存在するだけなら誰でも出来るなと思っていて…。でも私は存在するだけではなくて、芸能界で生きていきたいからという思いを込めています。アイドルもなるだけなら誰でもなれてしまうけど、なるだけじゃダメなんです。

――この世界でやっていく決意が込められているんですね。次はひかりさんの歌詞が見れるかもしれませんね。

滝口ひかり 実は今、3人で歌詞を書いていて1曲作っているんです。その曲を4月24日のライブで発表しようかなと思っています。なのでライブに来てどんな風になったのか確認しに来て欲しいです。

木乃伊みさと やりたいのに出来ないことや、コンプレックスをコンセプトに作っているので、楽しみにしていて欲しいです。

――どんなのが出来るのか楽しみです。「つぼみ」のMVはあるんですか。

滝口きらら 「つぼみ」もMVを撮りました。まだ完成したものは観れていないんですけど、ひかりちゃんは就活を頑張る役で、みさみさがイラストレーターの役をやっています。私は小学3年生から中学生までソフトボールをやっていたこともあって、野球少女の役をやらせていただきました。個々の個性を出したストーリー性のあるMVになっています。

木乃伊みさと MVは個々の夢を追いながら、1万枚の目標に向かって頑張っていくというメッセージも込められたMVになっています。

――それぞれ大変だったシーンはありますか。

滝口きらら 私は打球を捕れないシーンがあったんですけど、逆にミスをするというのが難しかったです。現役時代は捕る練習しかしないじゃないですか? 何回も自然な感じになるようにチャレンジしました。

滝口ひかり 私は履歴書を書いたり、証明写真を撮ったり就活で疲れて帰宅するシーンがあるんですけど、そこの疲れた表情を出すのが大変でした。というのもその日すごく元気だったので(笑)。

木乃伊みさと 私はアトリエで上手く絵が書けないというシーンだったのですが、あまり大変だった感じはなかったです。でも、その日にすべてを撮り終えなくてはならなかったので、5時起きで朝が早くてそれが大変でした。

滝口きらら 私は14時からだったのでそこは楽でした(笑)。

つぼみMV

――それぞれ時間差で撮っていったんですね。さて、7月24日のゴールに向けて意気込みをお願いします。

滝口きらら 1万枚チャレンジは高い目標だなと思うファンの方たちも多いと思うんですけど、そのリスクを負いながらもいろいろ考えていて、皆さんと一緒に目標を達成したいです。一人でも多くの人にCDを手に取ってもらいたいので、7月24日まで皆さんと走り抜けていけたらと思います。

木乃伊みさと タイアップや1万枚を売りたいというのはあるんですけど、この目標を掲げたことによって、ファンの人達と私達が一つになってその目標を成し遂げるというのが一番大切だと思っています。私はかなり前向きで、今から目標を達成した時のことを考えるとすごく楽しみです。皆さんに最後まで見届けてもらえたらなと思っています。

滝口ひかり チャレンジを発表した時にファンの皆さんからは「なんで!」とショックな事も言われたりもしたんですけど、今はそれも少しづつ理解してくれて、受け入れてくれているのかなと思います。ちょっと落ち込んだんですけど、もう今ではどっしりと構えていて「やるぞ!」という気持ちでいっぱいです。今年中にアニメのタイアップも取りたいと夢を抱いているので、叶えられるように頑張りたいと思います。

――皆さんをそこまでさせる原動力は何だと思いますか。

滝口ひかり きららとはリアルに家族なんですけど、みさととはもう5年ぐらい一緒にやってきているということもあり、家族みたいな感じなんです。これが1~2年の仲だったらこういう活動はしていなかったんじゃないかな。もう信頼関係もあるので、そこでの繋がりが強いんじゃないかなと思います。あとは前のグループをやめてここに居るというのが全員同じなので、だからこそ「もうやるしかない」という気持ちも強いと思います。セルフプロデュースだから誰のせいにも出来ないですし…。

木乃伊みさと 誰かのせいに出来たらどれだけ楽だろうと思う時もありますから。

――もしかしたら達成したときの喜びを強く感じたいのかもしれませんね。それが目標達成するたびにどんどん大きくなっていって。

木乃伊みさと それはあるかもしれません。『ゑんら絵巻』にはその感動がありましたし、ゑんらはこれからも貪欲にやっていきたいです。

(おわり)

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