<前列>遠藤さくら、賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理。<後列>柴田柚菜、清宮レイ、田村真佑、筒井あやめ、早川聖来、矢久保美緒

 乃木坂46の4期生にとって初の舞台公演となる『3人のプリンシパル』が9日、池袋サンシャイン劇場で上演が始まった。上演幕開け前には報道陣向けに取材会が開かれ、柴田柚菜、清宮レイ、田村真佑、筒井あやめ、早川聖来、矢久保美緒、遠藤さくら、賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理が出席、それぞれ意気込みを語った。

 本作は、第1幕でオーディションをおこない、観客の投票によって第2幕「ロミオとジュリエット」の出演者が決まる観客参加型の舞台。出演メンバーは、ロミオとジュリエットなど3役のセリフと演技を覚えておく必要がある。

 囲み取材に爽やかな表情で登場した面々。それぞれ自己紹介を兼ね挨拶した。

 遠藤さくら(17=愛知)「恥を捨てて舞台を楽しみたい」

 賀喜遥香(17=栃木)「舞台は初めて。自分に負けないように全力で頑張る」

 掛橋沙耶香(16=岡山)「演技をするのが大好きになったので、精一杯頑張りたい」

 金川紗耶(17=北海道)「演技をして楽しかったので、本番も楽しんでもらえるように」

 北川悠理(17=米カリフォルニア)「自分の殻を破って強くなりたい。新しい自分に出会いたい。演技が好きになった」

 柴田柚菜(16=千葉)「全公演常に全力で楽しんで新しい自分に変わりたい」

 清宮レイ(15=埼玉)「感情を出せるようにたくさん公演させて頂けるので頑張ります」

 田村真佑(20=埼玉)「初めて演技をやらせて頂いたので緊張しているけど自分をさらけ出して限界を超えたい」

 筒井あやめ(14=愛知)「自分に少しでも自信が持てた。本番も自分らしく」

 早川聖来(18=大阪)「4期生のなかでもお芝居の経験がある。頑張っていきたい」

 矢久保美緒(16=東京)「楽しんでやることを目標に頑張っているので今回も楽しみたい」

 ほとんどが芝居経験がなく、この日を期待と緊張のなかで迎え、なかでも清宮は感極まって涙ぐむ場面もあった。

 本作では、第1部を観覧した観客の投票によって第二部の配役が決定する。

 ロミオ役を演じたいと名乗りを上げた賀喜は「私は背が高いので男役をやったらかっこいいと思う。自分で言ってしまうけど」と自信をのぞかせば、矢久保は「私は背が一番低いので可愛いロミオを演じられる」と対照的な魅力を挙げた。

 一方、ジュリエットが好きだという掛橋は「わがままお嬢様で気が変わりやすいけど、逆言えば純粋。落差を付けて演じられると思う」と意気込めば、柴田は「自分に当てはめて演じたい」。北川も「頑張りたい」と意欲を見せた。

 また、様々なキャラを演じることについて筒井は「切り替えが大変だけど、そこをうまく演じられたら」、金川は「着替えも大変だけど、1人ずつ切り替えて演じたい」、田村は「逆に個性が出しやすいと思う。神父役でもかっこよく演じることも出来れば、年老いた神父も演じられる。それぞれの個性で演じたい」と語った。

 同公演は1期生、2期生、3期生が踏んできた乃木坂46にとって歴史のある舞台。早川は「私たちが経験できるのはすごく嬉しい。自分が乃木坂なんだという実感が出てくる」、柴田は「全部の役を覚えるのは大変。だけど乃木坂の自覚が芽生えている、成長できる」と感慨深く語った。

 先輩からもアドバイスがあったようで、掛橋は久保史緒里から「やりたい役がかぶっても(下がらずに)やりたいと言っていいんだよ」と言われ、早川も久保史緒里、吉田綾乃クリスティー、伊藤理々杏、中村麗乃から助言を得たという。

 ほとんどのメンバーが芝居経験がないなかで初舞台を踏むことになる。

 金川は「今までにない自分が出せている」、掛橋は「運動音痴で不器用。だけどセリフを覚えたり、感情を込めて演技するのは得意だなと思えた。いままでは女優は出来ないと思っていたけどやってみたいな」、北川「しゃべるのが苦手だけど演技の時は大きな声で喋られるし、演技するときはああだこうだと考えなくても気持ちが湧きあがってきて、それが新鮮で楽しい」とそれぞれ女優業への気持ちも芽生えてきたと明かした。

 改めて、田村は「4期生で初めて舞台をやらせて頂く大切な機会なので、この機会を大切に全力でやっていきたい」と意気込んだ。

 なお、この日の公演は、ロミオ役を賀喜遥香、ジュリエット役を北川悠理、その他ぜんぶ役を早川聖来が演じた。また第3幕となるミニライブでは「ぐるぐるカーテン」「乃木坂の詩」の2曲を披露した。

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