岡山天音×Mrs. GREEN APPLE大森元貴が語る「I
INTERVIEW

岡山天音×Mrs. GREEN APPLE大森元貴が語る「I"s(アイズ)」の見所・聴き所


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年03月14日

読了時間:約11分

 岡山天音が主演を務めるドラマ『I"s(アイズ)』(BSスカパー!・スカパー!オンデマンド)の後半となる第6話の放送が始まり、いよいよ佳境を迎える。男子高校生・瀬戸一貴(いちたか)と想いを寄せる同じクラスの美少女・葦月(よしづき)伊織を中心に描かれるラブストーリー。伝説的な人気を博した桂正和氏による同名漫画が原作。一貴を岡山、伊織を白石聖が演じる。そのエンディングテーマには、2018年4月に発表された、Mrs. GREEN APPLEの「Coffee」が起用されている。今回、岡山天音とMrs. GREEN APPLEのフロントマン・大森元貴による対談が実現。互いの印象やドラマの見どころ、「Coffee」への想いを語り合ってもらった。【取材・撮影=木村陽仁】

<読みどころ>
○恋とは…愛とは…
○エネルギーを消耗していた
○互いの印象

恋とは…愛とは…

――まず「Coffee」がエンディングテーマに決まった経緯と感想を教えて下さい。

大森元貴 スタッフから聞きまして、リリースが去年の4月(アルバム『ENSEMBLE』に収録)。まさか過去に生まれた楽曲が新規で作品の一部になれるのは純粋に嬉しかったですね。「Coffee」という曲が新しい表情で聴けたので感謝しています。もともともっていた4分の「Coffee」というものがまた別のものとしての「Coffee」になったのかなと思います。

――新しい表情で聴けた、とのことですがもともとどういう表情をしていたと思いますか?

大森元貴 恋愛観というと少し狭くなるんですけど、曲に<愛とはまた違う>という歌詞があって、自分のなかの「愛とは何か?」と言うことを掘り下げていく淡々としたものでした。でもドラマに出てくる人物の関係性だったり、絵がはまることによって、自分も変な話、書き下ろしていないのに1話を見た後にすごくマッチしているなと思って、その時に具体的に人のカタチ、恋愛のカタチが見えた瞬間でもありました。

――「愛とは何か?」ということですが、何かきっかけはあったんですか?

大森元貴 愛と恋の違いはなんだろうな? とずっと思っていて、それってたぶん答えがないんだろうけど、自分が考えたものとしては、無償なものとか、求めるという言葉を深掘りしていく感じとか、そういうものを考えていくなかで曲を作っていって、そういう大人な曲というか、ジャジーな曲でもあるので、そういうのは自分にはまだ早いかな? 合わないかな? と思いつつ、そういう意味で「Coffee」という名前も付けて。実際に自分はコーヒーが苦手なので(笑)。

――苦手なんですね! 岡山さんは曲を聴いたときの印象は?

岡山天音 初めて聴いたのは本編の後に、視聴者の皆さんと同じタイミングで聴いたんですけど、ドラマの余韻の幅が倍増されているというか。前に別の映画の主題歌のテーマをやって頂いた時があって、その時も凄いと思って。映画を見終わった後も、物語がその先も続いてくような感じがして。やっぱり、オープニングテーマやエンディングテーマはとても大事なんだなと改めて感じさせられました。作風や楽曲の雰囲気は違いますけど、今回も『I''s』というドラマを底上げしてもらっている感覚がありました。このドラマにぴったりな曲だなと思いましたね。後から『I''s』というドラマのために作られた曲ではなかったと聞いてびっくりしましたね。雰囲気や歌詞も合致しているし、<好きだと言うには 君を知らなすぎるから>は印象に残っています。

――先ほど大森さんは愛や恋ということで悩まれたということですが、ドラマもそう言った感情がありますよね? ずばり愛とは何ですか?

岡山天音 え! 難しい質問!(笑)

――演じるに当たって恋が愛に変わる瞬間とか…。

大森元貴 すごい! それ難しいですね。

岡山天音 難しい…(笑)…。正直、分からないですけど…。「この人の美しい部分ってここだよね」というのは、その人に対して誰でも肯定ができると思うんですよ。そうではない側面を、一般的な水準で見た場合、欠点だったり、そういうマイナスな要素を本人が思っているところとか、まわりがそう思っているものを受容できるのが愛なんじゃ…ないですか…(笑)恥ずかしいから帰っていいですか(笑)

一同 ははは!(笑)

大森元貴 素晴らしい!

――説得力ありますね。今の話を聞いて惚れ惚れする女性が更にいっぱい出てきそうですね。

岡山天音 『I''s』でも実際にそういうシーンが最後の最後にあるんですよ。「好き」とかそういうことでは収まらないですよね。受け入れるとか、そういう段階に入った時が愛なんじゃないですかね。

――その言葉をもとに曲ができそうですね。

大森元貴 ほんと、そうですね!

――ドラマを見ているのでどうしても岡山さんを役柄で見てしまう部分があるのですが、第5話まで放送されてご自身の耳に入ってきている反響はどうですか?

岡山天音 あんまり聞かないですね…(笑)

――そんなことないですよね(笑)

岡山天音 放送が始まってから色んな現場で、見ましたと行ってくれる人は多いですね。話をしてくれるんですけど、追っかけたくないですね。「どうでした?」という反応を聞くのは怖いので。「ありがとうございます」と言っても相手の顔を見ないように(笑)でも声をかけてくれるのは多くて、特に女性の方が多くてそれは意外だなと思いました。

――どういった声が多いですか? 「キュンキュンする」とか?

岡山天音 「見ていて恥ずかしい」とは言われますね。僕としてはああいう役はなかなかないので、会うのが恥ずかしくなるとは言われます(笑)

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