ミセス・大森元貴、初の写真展、シャッターを切るのは「感情が不明確な瞬間」
GQ JAPAN クリエイティブ・ウィークエンド
大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)が4日、都内で「GQ JAPAN クリエイティブ・ウィークエンド」に出席した。
「GQ クリエイティビティ・アワード2025」を受賞した大森はこの日、自身が撮影した写真作品を展示。そのスペースで『GQ』読者向けにトークセッションに臨んだ。
写真を始めたのはこの2、3年。スマートフォンの手軽さとは異なる、アナログ写真の持つ「小難しさ」に魅力を感じ、「自分の見えている世界や自分のセンスがまた音楽とは違った形で具現化される、そういうところでカメラの魅力に惹かれました」。
カメラのシャッターを切るタイミングは「忘れたくないと思った時」と「感情が不明確な瞬間」といい、記憶に色濃く残したいものはあえてモノクロで撮影して見る人に解釈を委ねる「追体験」を促し、カラー写真は「忘れたくない」という純粋な感覚で捉え、カメラを日常的に携帯しているという。
写真展には、風景や、初出しという自身の作業部屋など19点の作品が展示。展示はモノクロから色彩へと変化する構成で、内面と外面の境界がカメラを通しシームレスになる感覚を表現している。
写真展のタイトルは「僕が居ようが居まいが」。これには大森の内省的な部分が込められているという。
「音楽を作っていますし、歌う表現を生業としているので、自分の自己表現や、自分と対峙する機会はすごく多くて」とし、「僕が居ようが居まいが、この世界は続いていくのか、この表現は終わってしまうのか、その後に続くものは自分自身も分からないので、自問自答する意味で付けました」
また、大森は自身が撮る日常風景を「劇的」と表現。自身の活動が多くの人の目に触れることは「たまたまの巡り合わせ」と考えており、ステージに立つ自分だけでなく「日常的な自分」が撮った写真が展示されることへの特別さを感じつつ、誰もが日常生活の中で「表現者」であるという普遍的なメッセージも伝えた。
なお、「GQ クリエイティビティ・アワード2025」の受賞者には、大森元貴ほか、アート、陶芸、建築の分野から、GILLOCHINDOX ☆ GILLOCHINDAE(ギロチンドックス・ギロチンディ| アーティスト)、GROUP(建築コレクティブ)、藤倉麻子(アーティスト)、そして安永正臣(陶芸家)の5組が受賞した。
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