DEEP「全てを込めました」RYOが現体制最後の楽曲に込めた想い 新たな道へ
INTERVIEW

DEEP「全てを込めました」RYOが現体制最後の楽曲に込めた想い 新たな道へ


記者:小池直也

撮影:

掲載:18年12月30日

読了時間:約10分

パートが入れ替わるアカペラに苦戦

「WISH」通常盤

――カップリングの「SORA〜この声が届くまで〜A cappella」についてはいかがですか。

RYO これも粋な計らいでした。僕が最初に作詞した曲でもあるので。この1枚に最初に書いた歌詞と新しい歌詞を入れることができて良かったです。この曲はアカペラということもありますし、もともとデビュー当時からお世話になっていた春川仁志さんにアレンジをお願いしました。

YUICHIRO 最初は違う方にお願いするという話もあったのですが「絶対春川さんがいい」と。

RYO パート割が曲中で結構入れ替わるんですよ。僕は基本低音パートを担当しているんですけど、メロディにいく時はKEISEIが低音にいったりとか。

KEISEI すんげえ難しかったです。

――この難しいアレンジも、早いスピード感で覚えたんですよね。どういう練習をしたんですか?

KEISEI ひたすら聴く。僕は短期間で覚えるのが苦手なんです。何回も歌い込んで入れ込むタイプなので。普通のメロディは歌い慣れてるので歌えるんですけど。今でもまだ入り切ってないですね。

TAKA アカペラは本当に何回も歌わないと体に染み込まないです。自分が合ってればいいという問題でもないですし、温度感やフィーリング、スピード感とかも難しいんです。どうしてもその日によって、テンポやキーが前後したりしていくので。これは場数かなと思います。事前に僕が全パートの仮歌を入れていたので、3人よりも早めに終われました。ただ逆に、どのパートも歌ったことがあったので、みんなのレコーディングを聴きながら「あれ、自分のパートどこだ?」となったのは、ちょっと危なかったです(笑)。

――初回生産限定盤ではドキュメンタリーDVDが付くそうですね。

KEISEI メイキング映像です。「WISH」がもっと好きになると思いますし、見てから聴くとまた印象が変わってくるんじゃないかなと。僕たちがどういう思い出作ったかという深みとか、大切にしているものを共有できたら嬉しいです。ライブでも素敵な気持ちになれる映像だと思います。

――3年ぶりとなるツアー『DEEP LIVE TOUR 2018 “THE SINGER”』もスタートしていますが、こちらの意気込みもお願いします。

KEISEI 今までのアルバムと新しいアルバムの楽曲を織り交ぜながら、かっこいいコーラスワークを披露していこうと思っています。久しぶりのツアーでもありますので、ファンの方の期待を超えるようなパフォーマンスで恩返しできたらと思います。

YUICHIRO お待たせしました、という気持ちがとても大きいです。僕たちも変わらず全国の皆さんに届けに行きます。今だからこそ歌える歌がやっぱりあると思うので、それを生で体感して、一緒に盛り上がって歌って頂ければと思います。

――最後にこの1年どう走り切るか、RYOさんお願い致します。

RYO この曲に全てを込めました、というくらい僕も書かせて頂きました。この曲を聴いて何かを感じてもらえたら嬉しいです。それからツアーは皆さんに感謝を1曲1曲噛みしめながら届けていきたいなと。もっと上に行く、新しいDEEPの挑戦をこれからも応援してもらいたいという気持ちで駆け抜けたいと思います。

(おわり)

ヘアメイク

・武田 隼人
HAYATO TAKEDA
(PUENTE Inc.)

・中塚智恵
TOMOE NAKATSUKA
(PUENTE Inc.)

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