back numberのMVや『SUITS/スーツ』に出演した大和孔太はどんな人?本人直撃
INTERVIEW

back numberのMVや『SUITS/スーツ』に出演した大和孔太はどんな人?本人直撃


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年12月28日

読了時間:約12分

back numberの表現力に感動、気づけば涙

――さて、今回、back numberさんの新曲「オールドファッション」のMVに、初の男性主役として出演されました。MVが公開されるとSNSでは「MVにあった人選」という声も上がっています。

 本当に嬉しいです。「自分が合っている」と大きな口はたたけないですけど(笑)。でもそういうリアクションを頂けると、携わることができて本当に良かったと感じます。

――MV全般に言えることですが、セリフもなく、曲のイメージもあり、演じるのは難しいのではないかと思いますが。

 現場で音楽が流れていたんですけど、気付いたら涙を流していました。歌詞とメロディで感情移入できて、本当に素敵な曲だと思います。back numberさんの世界観の中で、本当に果てしなく大きな愛情というか優しさというか、それが滲み出ている曲だと思うので。<月が夜を照らすのと同じように 僕に君なんだ>という表現は本当にすごいと思いました。本当に当たり前のように、僕といえば君と。それを自然界のものを使って表現されるというスケールの大きさに感動しました。back numberさんならではの表現だと思います。

――back numberさんの言葉や行動で印象に残っているのは?

 皆さんもの凄く面白い方々で、特に(清水)依与吏さんはギャグセンスが本当に高い方なんです(笑)。もっとクールなイメージだったんですけど飾らない方で。そのときもオールドファッションに似たドーナツを差し入れしてくださいました。あと、とっても褒め上手です! 僕がバナナを食べるシーンで「何であんなに自然に歩けるの…」って(笑)。

――コーヒーが上手く作れないというシーンがありましたね。

 演じるに当たっては自由度が高くて、その時も「ここでコーヒーを作って」と言われ、本当に僕は作り方がわからないので「それでもいいですか?」と聞いたら、それでもいいと。それでやったのがあのシーンで。その迷っている感じが、もともと彼女が居て、彼女にやってもらっていたんだなという。自分では「彼女がいなければ、俺はこんなこともできない…」というところを多分見せたかったのだと思います。その作ったコーヒーも実際に飲んでみたんですけど、やっぱり美味しくなかったです(笑)。引き出し上手な監督さんでした。

――音楽についてですが、よく聴かれますか?

 どんな所でも聴いています。家でゆっくり聴くときもあれば寝る前に聴くこともあるし、掃除するときも、ランニングするときも、ジムに行くときや勉強をするときに聴くこともあるし…色んな場面で音楽に助けられています。気持ちを上げたいときはK-POPだったり、落ち着かせたいときはそれこそback numberさんだったり、バラード系の邦楽を聴いたり。洋楽も聴きますし、昔のロックも好きです。あと、オアシスも好きです!

――それは誰かの影響もあって?

 僕のお兄ちゃんです。お兄ちゃんがバンドを組んでいて、車の中でずっと聴いていたので思い出の曲なんです。ビートルズとかセックス・ピストルズもそうなんですけど、昔のロックバンドの曲が流れて「これ知ってる」ってなるとお兄ちゃんの顔、家族の顔が浮かびます。音楽って思い出としてそこに残されるのがいいですよね。人それぞれのその音楽のエピソードや思い入れがあって、その人を形成させるものの一つだと思います。

――事務所が音楽系に強いということもあって気になるのですが、歌は歌わないのでしょうか?

 歌は好きですけど、考えたことはなかったです。今は、俳優としてもっと頑張りたいと思っています!

(おわり)

大和孔太

大和孔太

 1994年11月5日生まれ。熊本県出身。モデルとして活動後、俳優に転身。2019年3月21日(木)公開の映画『PRINCE OF LEGEND』に出演。また、『くまパワ+』(熊本朝日放送)にレギュラー出演中。来年2月には約3年振りとなる舞台「エーデルワイス」(2月27(水)〜3月10日(日) 東京芸術劇場シアターイースト)に出演予定。

Twitter:@Ky42746115(https://twitter.com/ky42746115)
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