TS.MOROTARO「どこから見てもエンターテインメントに」ビリー fromビリケンの新たな挑戦
INTERVIEW

TS.MOROTARO「どこから見てもエンターテインメントに」ビリー fromビリケンの新たな挑戦


記者:編集部

撮影:

掲載:18年12月24日

読了時間:約13分

みんなを巻き込んで楽しませる

TS.MOROTARO

――そこから音楽制作に入られたんですか。

ビリー ビリケンでも自分で作詞作曲をしていたので、楽曲はTS.MOROTAROの名前が決まる前から作り始めてはいたんです。でも、人に作ってもらうというのも面白いかなと思いました。曲を作ってもらった人もこのプロジェクトに入ってもらえたら面白いかなと思いました。もうドンドン周りを巻き込んで行ってしまおうと。お客さんも含めてTS.MOROTAROだみたいな。初めて提供していただきました。

――それが長江徹さんですね。

ビリー そうなんです。FANATIC◇CRISISでドラムを叩いていた方で、デビューした時に同じ事務所の先輩という縁もありまして、今一緒に制作させていただいています。

――歌詞も長江さんですが、アイデアを出されたりも?

ビリー 大まかには僕の方からあったんですけど、ほぼお任せで書いていただきました。

――タイトルが「LOVE THE MOUNTAIN」なのですが、これはどういう意図があるのでしょうか。

ビリー 関西弁で「アホ言うもんがアホじゃ」というのがあるんですけど、僕が関西出身ということもあって、関西の色を出してみたらどうかと打ち合わせの時に意見が出て。その中でこの言葉が徹さんの中で面白かったみたいで、そこから変形していきまして、「ヤッホー言うもんがヤッホーじゃ」になりました。なので、タイトルは「LOVE THE MOUNTAIN」なんですけど山が好きな歌ではなくて(笑)。僕の中では最初にあった「アホ言うもんがアホじゃ」に集約されている気がしています。

TS.MOROTARO この曲はめちゃくちゃ耳に入ってくるモロ! どのくらいかというと、ところてんを押し出した時ぐらいの。

――わかりづらいです(笑)。では、TS.MOROTAROさんレコーディングはいかがでした?

TS.MOROTARO とにかくテンションを上げるということを意識したモロ。なので、レコーディングでは飛び跳ねて歌ったモロよ。

ビリー 通常はマイクにノイズが入る可能性もありますし、距離も変わってしまうのでダメなんですけど(笑)。

――エンジニアさんとか嫌がるでしょうね(笑)。

ビリー 普通はそうなんですけど、今回はとりあえず「やってみよう」と言ってくれまして、皆さんも楽しみながらレコーディングが出来ました。周りから「楽しいね」と言ってもらえるのがすごく嬉しくて。

TS.MOROTARO MOROTAROだからなせる技モロ。

――たしかにそうかも知れません(笑)。そして、もう一曲「モ・エーヨ ハヨセーヨ」は情熱的な楽曲ですね。

ビリー これも関西弁の「もうええよ」というところから来てます。ラップも入ってくるんですけど、そこもラップというよりは、関西人のツッコミというニュアンスで入れています。

TS.MOROTARO それもあって、全体的にも歌というよりかは話し言葉みたいな感じを意識したモロね。「もうええよ」と思うことがみんなもあると思うモロ。そんな時に全開でこの言葉を叫んでもらいたいモロね。世界に届け魔法の言葉モロ!

――関西の色が大きく出た2曲なんですね。そういえば最近は大阪の方も関西弁をあまり使わなくなって来たというのをテレビで見たのですが、ビリーさんも感じますか。

ビリー 感じます。僕自身もあまり使わなくなって来てしまいましたから。もしかしたら、昔の友人と会ったら関西弁が出る可能性はありますけど(笑)。

――是非、今回のように関西弁を押し出したナンバーも宜しくお願いします。さて、現在2曲ですけど、実はもう何曲もあったりするんですか。

ビリー そうですね。12月29日にワンマンライブ『ビリー(from ビリケン)VS TS.MOROTARO』がありまして、一人二役で出演させていただきます。ワンマンライブということでTS.MOROTAROの未発表曲も用意させていただいています。

TS.MOROTARO 一人二役とはどういうことモロ! TS.MOROTAROは唯一無二モロよ!!

ビリー そうだね(笑)。

――また話がややこしくなるのでTS.MOROTAROさんは無視して、ビリーさん続きをお願いします(笑)。

ビリー (笑)。38歳になる僕がこういった形でデビューさせていただいて、現在ダンスもがっつりレッスンしています。というのも、必死でやることに面白さや楽しさがあるのではと思いました。未発表曲でも「しゃあないよね」といった言葉も出てきて、「しゃあない」の向こう側に行ってみたいみたいな(笑)。歳はみんなとって行くわけで、20歳の時にあれやっておけば良かったなとか過去を後悔するよりは、38歳、ビリケンで15年という今だから出来ることをやっていけば良いと思いました。今やりたくなっちゃったんだから「しゃあないよね」みたいな(笑)。あと、ライブでやるかは未定なんですけど、「俺は何があってもフォークシンガーだ」ということを歌った曲もあったり。

TS.MOROTARO 俺はフォークシンガーではないモロ!

――(笑)。どんなステージになるのか楽しみです。ライブではお客さんもメガネとか着用して楽しんでもらいたいということをTS.MOROTAROさんはSNSで発信されていましたね。

TS.MOROTARO メガネだったらそんなにハードルは高くないかなと思ったモロ。それで初ライブの時にツイートしたら、アフロまで用意してくれた人もいたモロ。MOROTAROが沢山いて、それは本当に嬉しかったモロ。

ビリー みんなを巻き込んで楽しませる、僕も「これだ!」と思いました。アトラクションで水に濡れますよというのがありますけど、あれもカッパを着て敢えて濡れに行ってるいるじゃないですか。そういうエンターテインメントにしたいなと思っています。TS.MOROTAROは360度どこから見てもエンターテインメントだというものにしたいんです。

TS.MOROTARO そうモロね。

――やっと意見が合いましたね(笑)。TS.MOROTAROはずっと存在し続けて行くのでしょうか。

TS.MOROTARO もちろんモロ!

ビリー 楽しんでもらうというテーマを持ってずっと一緒に続けて行きたいと思っています。もしかしたら、見た目とかは変えて行く可能性も今後はあるかも知れないですけど、まずはこの感じで活動して行きたいです。音楽に関してもアイデアがいっぱいあって、漫才の台本に音楽を付けてみたら面白いかなとか沢山ありますから。

TS.MOROTARO 漫才の台本はいいけど、見た目は変わらないモロ!

――(笑)。ではTS.MOROTAROさん、最後にメッセージをお願いします。

TS.MOROTARO 色々な分野で“モロモロ”発信していきたいなと思っているので、これからも“楽モロ”でお願いするモロ! モロキュウ(諸々サンキュー) イエ〜! 出来上がっちゃってるー☆

(おわり)

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