TS.MOROTARO「どこから見てもエンターテインメントに」ビリー fromビリケンの新たな挑戦
INTERVIEW

TS.MOROTARO「どこから見てもエンターテインメントに」ビリー fromビリケンの新たな挑戦


記者:編集部

撮影:

掲載:18年12月24日

読了時間:約13分

ビリー VS TS.MOROTARO

TS.MOROTARO

――そして、ここからはビリーさんとTS.MOROTAROさんお二人に話を聞いていきたいと思います。ちょっとややこしい話になると思うんですけど、ここに来るまでに試行錯誤されたとお聞きしました。

ビリー ここに来るまでに1年ぐらい掛かりました。ビリケンの15周年を目前にビリーとしてソロで弾き語りでライブ活動をし始めて、その活動の中でもっと純粋に楽しんでもらいたいという思いが強くなりました。ライブで楽しんでもらうのはもちろんなんですけど、例えばこういった取材をしていても、ビリーと話して楽しかったなと思ってもらえるような、究極に楽しむということをやってみたかったんです。極論を言えば音楽でなくても良かったかも知れないですけど、音楽として全然違うものをやってやろうという感じでした。

――とにかく楽しいものをということなんですね。TS.MOROTAROさんはビリーさんのことどう思っているんですか。

TS.MOROTARO どーもー!TS.MOROTAROです。出来上がっちゃってるー☆
ビリーのことは誠実なやつだと思っているモロ。逆にもっと色々やっちゃえば良いのになと思うモロ。

――と、仰っていますが…。

ビリー それは僕は出来ないです(笑)。やっぱり15年間積み上げてきたファンとの絆もありますし…。でも、時代がSNSやYouTubeで音楽を楽しむようにもなったことは感じています。最近はユーチューバーの動画もよく観ていて、面白いので参考にしたりしてます。賛否はあると思いますけど、「僕はここにいるんだぞ」ということを表現していると思います。そういうのはすごく大事だなと思いますし、僕もTS.MOROTAROを通して楽しんでもらうということをトータルで考えたいなと。

――TS.MOROTAROさんはユーチューバーみたいなこともやってみたいと思っていますか。

TS.MOROTARO もちろんやってみたいモロ。あと、映画とか俳優にも興味があるモロ。ライブというものだけにとどまらない活動をしたいモロ。

――確かに音楽一筋でやってきたビリーさんとは別人ですよね。

ビリー 別人です(笑)。お気づきの方も多いと思いますけど、TS.MOROTAROにはモロ語というのがありまして、語尾にモロが付きますし、TS.MOROTAROはトウモロコシが好きなんです。ビリー自身は特にトウモロコシが好きというわけではないので、全然違う人で、2次元的なキャラクターという感じで捉えています。

――このTS.MOROTAROが生まれるまでが苦労されて…。

ビリー いや~大変でした(笑)。この1年はほぼそこに費やしました。もう名前だけでも色々ありましたから。例えば、僕の本名がミヤノタカヒロということでイニシャルを入れTM.PROJECTとか。これは1人ではあるんですけど、携わってくれた皆さんが参加してくれたら良いかなみたいな感じで考えました。あと、全く関連性のない外タレみたいな名前もありました(笑)。TS.MOROTAROも漢字にするか、平仮名にするかも迷いましたし、色んな方の話を聞いてこの形に落ち着きましたから。結果的には第一候補だったこの名前になったんですけど。

TS.MOROTARO 裏事情を話すんじゃないモロ!

――怒ってますね(笑)。ちょっとTS.MOROTAROさんは無視させていただいて話を進めましょう。ちなみにどういった時にアイデアは思いつくのでしょうか。

ビリー 僕の場合、降りてくるという感じではないです。例えばTSUTAYAに行って3時間考えたり(笑)。それで何も出てこない時は諦めます。

――制約を設けているんですね。

ビリー そうなんです。出来る時はパッと出てきたりするんですけど、降りてくるという感覚ではなくて。家で曲を作る時とかも何時までに作ろうとかそういう感じが多いです。その時間を過ぎてしまったら映画を観たりや本を読んだりしています。

――そうだったんですね。

ビリー 今回もマネージャーはもちろんのこと、15年面倒をみてもらっている事務所のスタッフさん、そして、ケンさんからもアイデアをもらったりもして、出来上がったのがTS.MOROTAROなんです。

TS.MOROTARO 出来上がったとか言うなモロ!

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